千葉-茂原の「無料化された最短路」大変貌!? 渋滞しまくる“不完全な起点”スルー化すすむ 草が刈られて見えたモノとは?
2023年に無料化された旧「千葉外房有料道路」が大きく変化しそうです。ずっと不完全な状態だった起点「鎌取IC」を本来計画された姿に整備する事業が、“目に見えて”進展していました。将来はどうなるのでしょうか。
「草ボーボーの森」が消えた…!
じつは生実本納線は、鎌取ICの西側、「笹目沢橋北」交差点から西に進み、京成千原線、JR外房線を越え、千葉市中央区生実町の千葉県道66号塩田町誉田町線(以下、塩田町誉田町線)までの区間が整備済みです。そしてここから塩田町誉田町線を西に進むと京葉道路蘇我ICが至近です。

今回の改良工事では、鎌取ICで西側に分岐するルートの上下線の間へ、新たに本線を建設し、鎌取インター交差点と笹目沢橋北交差点を立体交差でくぐり、生実本納線の整備済み区間との間を結ぶ680mが整備されます。
この工事が完了すれば、鎌取ICまで上り線を進んできたクルマが磯辺茂呂町線、大網街道、そして塩田町誉田町線に分散することになり、赤井交差点を中心とした渋滞が大きく解消することが期待されます。
では事業着手から約8か月後の2025年4月現在、現地の状況はどうなっているのでしょうか。実際に足を運んで確認しました。
まず、大網街道と接続する鎌取インター交差点から西、生実本納線の本線方面です。かつては本線の上り線と下り線が鎌取インター交差点に向かうランプに分岐するあたりから、上下線の間には低木も含む荒れ地が広がっており、大網街道から見ると、上下線のランプの間は鬱蒼とした木々が広がるだけで、とても道路予定地とは思えない状況でした。
しかし現在、これらの木々や雑草はきれいに刈り払われ、大網街道から東側、茂原方面に続く本線がきれいに見通せるようになりました。そしてあらたに刈り払われた区画には、重機が入り、路盤の整備に進んでいることをうかがわせます。
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