10年落ちでも100万円超え!?「スバルの軽トラ」個性的すぎて“農道のポルシェ”なる異名も
生産終了から13年が経過してもファンから支持される6代目スバル「サンバー」。スバル最後の独自開発の軽自動車となったモデルのため、今の軽トラにはない個性とメカニズムが詰め込まれており、だからこそ人気を集めるようです。
流通豊富な中古「サンバー」 購入時の注意点とは?
こうした、独自色の強い構造から、いつしか「サンバー」は共通の駆動方式を持つドイツ製高級スポーツカーに因んで「農道のポルシェ」との異名で呼ばれるようになりました。

なお、6代目「サンバー」は約13年にわたり生産・販売が続けられたことから、中古車の流通量も豊富です。前述したとおり、高年式車や低走行車、限定車などは新車価格を上回る高値で取引されていますが、2009年以前の前期型や中期型、走行距離が延びた車体は年式相応の価格で取引されています。
とはいえ、年々良質な中古車は数を減らしており、それと反比例するかたちで中古車相場は上昇基調にあります。6代目「サンバー」が欲しい人は早めに動いたほうが良いでしょう。
中古車の購入時に注意すべきポイントはフレームのサビと傾斜エンジンゆえのオイル漏れです。後者はオイルパンやヘッドカバー、リアエンドクランクシールなどから漏れることが多く、修理費用も5~10万円程度で直ることがほとんどですが、前者の場合は修理に多額な費用が掛かり、ケースによっては修理不能となることがあります。中古車を選ぶ際には下回りを忘れずにチェックするようにしましょう。
Writer: 山崎 龍(乗り物系ライター)
「自動車やクルマを中心にした乗り物系ライター。愛車は1967年型アルファロメオ1300GTジュニア、2010年型フィアット500PINK!、モト・グッツィV11スポーツ、ヤマハ・グランドマジェスティ250、スズキGN125H、ホンダ・スーパーカブ110「天気の子」。著書は「萌えだらけの車選び」「最強! 連合艦隊オールスターズ」「『世界の銃』完全読本」ほか」に
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