海老名、大和「渋滞名所」返上なるか 進む対策、その未来は?

大和トンネル付近の渋滞対策、まだまだできるはず

 プレスリリースのもうひとつの要旨、同じく神奈川県内の東名高速大和トンネル付近における付加車線設置については、約4年後の「『東京オリンピック』までに運用開始」という完成目標が明確になりました。

 こちらは工事を伴うため、多少時間を要するのは仕方がありませんが、「用地取得など準備の整った区間から順次、工事に着手」と但し書きされています。こちらもペイントの引き直しだけで実行できる区間が大部分のはずですから、効果の検証も兼ねて、さみだれ式に運用を開始すべきでしょう。

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上下線に付加車線が設置される東名高速の大和トンネル付近(画像出典:国土交通省)。

 ただ、付加車線の設置区間は海老名JCT~横浜町田IC間の一部(上り線およそ4km、下り線およそ5.5km)にとどまっており、不十分です。

 これについては、「運用開始後の交通状況に応じ、追加対策も検討」と但し書きされていますが、完成後といわず、追加対策の検討をいまから実施すべきです。海老名JCT~横浜町田IC間は、交通量を考えれば全区間に付加車線を設置すべきであり、実施は十分可能なのですから。

【了】

Writer: 清水草一(首都高研究家)

1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高はなぜ渋滞するのか!?』などの著作で、首都高研究家/交通ジャーナリストとして活動中。

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