羽田空港の超近くに「ほぼ一般人が降りない駅」どんな場所? 降りたら”異空間”だった 「東京モノレールで最小乗降者数」

東京・浜松町駅と羽田空港を結ぶ「東京モノレール」の駅のなかで、もっとも乗降人数の少ないのが、「整備場駅」です。どのようなところなのでしょうか。実際に行ってみました。

コンビニが1軒だけ…

 東京・浜松町駅と羽田空港を結ぶ「東京モノレール」の駅のなかで、もっとも乗降人数の少ないのが、「整備場駅」です。公式サイトによると、2024年度における1日あたりの乗降人数は1749人です。ここはどのようなところなのでしょうか。実際に行ってみました。

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東京モノレール新整備場駅、およびその周辺の様子など(乗りものニュース編集部撮影)。

 整備場駅はその名前で察しがつく通り、羽田空港の敷地内にあります。しかし一方でJAL(日本航空)やANA(全日空)、スカイマークといった国内の航空会社の主要整備施設はこの駅にはなく、駅周辺は年季の入った航空関連企業などの建物、海上自衛隊の施設などが建ち並んでいます。行き交う人も、ここで働くスタッフがほとんどを占めている模様です。

 過去は空港関連企業のビル内にレストランが1軒あったものの、すでに閉店しており、その跡地は閉店を知らせる張り紙が窓に貼られているのみで、ガランとしています。ほかに、駅の周辺には2025年4月現在、飲食店はなく、コンビニの「ローソン」が1軒あるのみです。

 整備場駅がここまで閑散としたのは、羽田空港の歴史が関係しています。

 かつての羽田空港は、この整備場駅の隣の羽田駅(移転し現在は天空橋駅)に空港ターミナルが直結しており、整備場の名の通り、航空会社の整備拠点がありました。しかし、1993年、ターミナルが沖合に移ったことで、現在の「新整備場駅」周辺に整備拠点が移管され、現在の姿になっています。ただ、主要施設ではないものの、JALの整備施設も旧・整備場駅前には小規模ではありますが残っています。

 ちなみに、2025年現在における同空港の整備拠点がある新整備場の2024年度における利用者数は1日あたり4364人とのこと。JAL・ANAでは、頻繁に同空港の格納庫見学ツアーを展開しているため、こちらの駅は航空会社関係者だけではなく、一般客の姿を見ることもできます。

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