「右折禁止にして」→解消! 国道1号から「めちゃめちゃ渋滞する橋」元凶の交差点がついに改良 珍しい“人名がついた橋” 三重

三重県は2025年5月1日、鈴鹿川に架かる「定五郎(さだごろう)橋」(鈴鹿市)の南詰交差点で進めていた右折レーンの工事が完成し、5月13日(火)に供用を開始すると発表しました。

「右折禁止に」の声も多い橋

 三重県は2025年5月1日、鈴鹿川に架かる「定五郎(さだごろう)橋」(鈴鹿市)の南詰交差点で進めていた右折レーンの工事が完成し、5月13日(火)に供用を開始すると発表しました。

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改良前の定五郎橋。国道1号(奥)からのクルマが右折待ちでビッシリ渋滞することがあった(画像:三重県)

 定五郎橋は東名阪道の鈴鹿ICと鈴鹿市街を結ぶ県道27号(主要地方道神戸長沢線)の橋です。北側は国道1号バイパスと接しており、こちらには右折レーンがありますが、市街地側の南詰交差点は4方向すべてに右折レーンがなく、右折待ちのクルマで渋滞が発生していました。

 橋から右折して堤防道路を進んだ先には、イオンモールやホンダの工場などがあります。他の橋に迂回することも可能なためか、SNSでは「定五郎橋での右折は迷惑」「定五郎橋右折禁止にしろ」といった声も見られます。

 そこで、三重県は堤防上にある南詰交差点をやや南側へ移設する形で、4方向の道路すべてに右折レーンを整備。これにより渋滞が緩和されるといいます。

 ちなみに、定五郎橋は明治時代に私財を投げ打ってこの橋を架けた、地元の前川定五郎(1832-1917)という人物に由来します。県によると人名のついた一級河川の橋は全国でも珍しいそうです。

【めちゃめちゃ変わった!】これが念願の「右折レーン」です(地図/写真)

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