サンリオ化した京王多摩センター駅徹底解説 そこにある日本の「いま」

忘れられない「ポムポムプリン」の後ろ姿

 京王多摩センター駅の改札口を入ると、橋本駅(神奈川県相模原市)方面への列車が発着する1・2番線と、新宿駅方面への列車が発着する3・4番線で「色」と「キャラクター」が異なるのに気づきます。

Large 160710 keio 05
方面ごとにホームの「色」と「キャラクター」が異なる京王多摩センター駅(2016年7月8日、恵 知仁撮影)。

「濃紺」の1・2番線は「ポムポムプリン」、「ワインレッド」の3・4番線は「ハローキティ」の“担当”です。発車案内板でも、その左右でキャラクターがお出迎え。何かに描かれているのではなく、立体的な造形です。

Large 160710 keio 06
改札口を向いて利用者を迎える「ポムポムプリン」を後ろから見ると……(2016年7月8日、恵 知仁撮影)。

 ステンドグラス風に装飾されたホームへ向かうエレベーターも、1・2番線と3・4番線で「色」はもちろん、「エレベーター」を意味するマークも内容が変化しているのに注目です。それぞれ“担当者”がエレベーターに乗っています。

Large 160710 keio 07
3・4番線に向かうエレベーターに乗っているのは……(2016年7月8日、恵 知仁撮影)。

 京王電鉄によると、サンリオのキャラクターにとって京王多摩センター駅は「自分たちを見守る地元の人が利用する駅であり、自分たちに会いに来る大切なお客様が訪れる駅」であることから、サンリオキャラクターが駅利用者に「いってらっしゃい」「おかえりなさい」「ようこそ」を伝える駅にしていきたいという思いを、今回のリニューアルに込めたそうです。

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

1件のコメント

  1. 小田急多摩センター駅がサンリオ化したという話は聞きません。