ロシア潜水艦“丸見え”の状態で航行する様子がとらえられる 実はかなり珍しい?
空からも海からもバッチリ撮られる。
ヘリや哨戒艦の監視にも潜航する様子もなく?
イギリス海軍は2025年5月9日、ロシア海軍の潜水艦を地中海で追跡する映像を公開しました。

この映像は、地中海東部から浮上航行中だったロシアのキロ級潜水艦(877型潜水艦)「クラスノダール」を追跡中に哨戒ヘリコプターから撮ったもののようです。
同艦はこの後、英仏海峡に接近したようですが、ここでは哨戒艦の「タイン」が監視・追跡を担当。潜水艦は東に向かい、イギリスの海域を離れた後はNATOのほかの艦艇に、任務を引き継いだとのことです。
キロ級潜水艦は非常に静音性に優れている通常動力型潜水艦といわれており、自国の海域ではない地中海や英仏海峡付近で、わざわざ浮上した状態で洋上航行するのは珍しいことのようです。
2024年12月には、日本の航空自衛隊が与那国島と西表島の間で浮上航行するキロ級潜水艦を初確認したこともあります。
なお、国防省のルーク・ポラード閣外相は、「イギリス海軍は再び、イギリス領海を防衛し国民を守る準備が整っていることを示しました。わが国の水兵たちは、ロシアからの潜在的脅威に迅速かつ断固として対応しました。彼らの献身、勇気、プロ意識に敬意を表します」とコメントしています。
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