中国、日米欧の隙を突く可能性 発展途上の自動運転、特殊な中国の状況

2016年5月、自動運転に関連する死亡事故が発生し、いま注目と議論が集まっているその技術。まだまだ発展途上なのが現状ですが、ある国がその隙を突いてくる可能性があります。「ジュネーブ道路交通条約」非加盟で、事故対応も“独特”な中国です。

自動運転、状況は中国有利? 条約非加盟、事故処理も… 隙を突いてくる十分な可能性

 そこで、隙を突いてくるかもしれない国があります。中国です。

 今年2016年中にも中国は自動運転に関する独自のロードマップを策定するといわれていますが、道路交通に関する国際条約「ジュネーブ道路交通条約」に加盟していないこともあり、思い切った基準を採用する可能性があります。

 中国の交通事故死者数は年間10万人とも20万人ともいわれ、実態は不明です。先進諸国では自動運転で事故が起きれば即「大問題」ですが、事故がケタはずれに多い中国では大きな障害にならないでしょう。

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中国は「ジュネーブ道路交通条約」に加盟しておらず、独自のロードマップを策定する可能性がある(2005年3月、清水草一撮影)。

 国際免許証も通用しない中国。その現地中国で自動車免許を取得し、運転する機会も多いという自動車評論家の中谷明彦さんはこう語ります。

「中国の歩行者や自転車は、信号も理解していない人がまだ多いので、一般道での自動運転の実現は、よほどAI(人工知能)が進歩しないと難しいでしょう。ただ、高速道路は有望です。中国人は運転に対する情熱が高くないようであまり飛ばしませんし、ふんぞり返って機械まかせにしたいという気分は強いはずです」

 中国では、当局がその気になれば、事故をもみ消すことなど簡単。国策として自動運転の規制緩和を進め、自国を“自動運転の壮大な実験場”にすることで、今後、巨大な需要が見込める新技術でリードすることを狙ってくるのではないでしょうか。

【了】

Writer:

1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高はなぜ渋滞するのか!?』などの著作で、首都高研究家/交通ジャーナリストとして活動中。

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コメント

1件のコメント

  1. この機能の付いたMBに乗っているけど、ものすごい便利。

    信号待ちでは、エンジンがストップ、前の車が走り出せば自動でエンジンがかかる。

    アクセルを少し踏むか、クルコンのレバーを引けば勝手に走り出す。

    あとは車間距離を保って前の車にずっとついていき、ブレーキも自動、アクセルも自動。

    車間距離保って、前の車をついていくという単純な作業が、どれだけ神経を使っていたか、車を降りるときによくわかる。

    とにかく、楽。

    それと前の車を追い越していく気が無くなる。

    とにかくついていけばいいだけ。

    「アクセルとブレーキをちょこちょこ使うなんてご苦労な事やってるなー」という余裕ができる。

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