車両メーカーが本気で作る「ドクターイエロー模型」プロジェクト成立! 「返礼品の一部は実物と同じ製法で作ります」 お値段“約24万円”の全貌とは!?
引退したドクターイエローの車両メーカーが自ら作る「精密模型」のクラウドファンディングが成立し、製作が決定しました。どのような模型になるのでしょうか。
細部までこだわった模型製作の挑戦! ここからがスタートだ
──実車調査から実際の製作にあたって、こだわりの部分はどこですか?
「今回は通常の製品よりもかなり緻密に実車の調査を行いました。普段は1/80スケールの模型では表記類はほとんど省略していますが、今回はそういったところを細部まで表現します。日本車両さんが作られている本物の車両を再現するという責任を感じます」(カツミ・森井晃社長)
「模型は内装にもこだわっています。実車に使われている座席の柄は一色ではなく、複数の色で構成されていますので、そこをいかに細かく表現するかが大きな挑戦です。床のシートの色なども本物に近づけるよう努力しています。

ドクターイエローの黄色はシンボルカラーなので、(JR東海運営の鉄道博物館で名古屋市にある)『リニア・鉄道館』に展示される7号車の見た目と違和感のないレベルを目指しています。黄色は色を出すのが難しいと聞いていますので、こだわりが必要です」(日本車輌製造・園田さん)
──模型製作において特に難しい部分はどこですか?
「1/45というスケールになると、実物では10mmのスイッチが模型では0.2mmほどになります。これを表現すべきか省略すべきか、さじ加減が難しいところです。CADで設計すると画面を拡大して細部まで描けますが、実際の模型の大きさでは認識できないこともあります」(カツミ・森井社長)
──今回の模型は多数のパーツで作られるそうですね
「ボディーの成型も当初の想定内の型数でおさめられればと考えていますが、内装の凝(こ)り具合によっては増える可能性もあります。元々の見積もりより、すでに金型の数は増えていて、クオリティーを上げるために調整しています」(カツミ・森井社長)
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