「消防車のモリタ」が119周年! はじまりは“水鉄砲” 最初のはしご車は“木製” まさに消防の歴史な会社ヒストリー

消防車市場におけるはしご車の国内シェア9割を超える「モリタ」ですが、今年で創業119年を迎えます。消防に寄与し続けたその長い変遷を、担当者の話を交えながら振り返ります。

創業のアナログ的な消防器具から、たった3年で機械化へ

 はしご車、ポンプ車といった消防車両をはじめ、消火器、スプリンクラーといった防災器具まで消防と環境に多大な貢献をし続けるモリタホールディングス(以下、モリタ)ですが、消防車市場におけるはしご車の国内シェアは9割を超え、まさしく日本屈指の消防車両メーカーであることを示しています。

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日本の消防車のトップシェアを誇るモリタが今年で119周年(画像:モリタホールディングス)

 1907年の創業から今年で119周年を迎え、日本や世界諸国の消防の現場に欠かすことができない消防車両を販売し続けていますが、モリタの担当者によれば、その成り立ちは意外にも「個人経営」だったそうです。

「創業者の森田正作は、1907年(明治40年)4月23日に大阪で個人経営の『火防協会』を創業しました。この『火防協会』では消防用水鉄砲、陸軍陣営消火器、ポンプの製造販売を開始しました。

 また、森田は日本の消防技術の先駆者であり、1910年には日本初の『ガソリン・エンジン付プランジャーポンプ』の開発に成功し、消防業界における機械化への道を切り拓きました。1922年には渡欧し現地の最新技術を研究・視察するなど、消防機械器具の品質の向上に努めました」(モリタ担当者)

 創業時のアナログ的な消火器具の製造からたった3年で機械化させたことは、相当な飛躍にも思えます。今思うと、この「ガソリン・エンジン付プランジャーポンプ」は、後のさらなる機械化の布石だったように感じます。

「『ガソリン・エンジン付プランジャーポンプ』は、ガソリン・エンジンを動力源とした消防ポンプで、それまでの人力や蒸気機関に比べると、性能と消防力の大幅な向上に貢献しました。

 また、水ポンプは現在、消防ポンプの主流である、タービンポンプやボリュートポンプとは構造が異なり、ピストン式の水ポンプでありました。

 その後も、研究開発を続け、1912年には、4サイクル2気筒12馬力の発動機を開発し、純国産の森田式ガソリンポンプ第1号を完成させ、福井県丸岡消防組に納入し、好評を博しました」(モリタ担当者)

【画像19枚】これが119年分の「モリタの消防車」です(画像)

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