東京ド真ん中の「廃線」跡地が大変貌!“異色のブルートレイン”が発着したエリアに超巨大ビル開業へ
山手線と京浜東北線、東京モノレールが集まる交通結節点である浜松町駅周辺が大きく姿を変えます。かつて存在した東海道貨物支線・大汐線の「カートレイン」乗降場跡地も大きく姿を変えました。
浜松町駅周辺の大型開発が佳境に
2025年6月12日に開かれた「ブルーフロント芝浦」記者発表会に登壇した野村不動産ホールディングスの新井聡社長は「現在の進捗はちょうど5合目。タワーSは9月のグランドオープンに先駆け、7月にはホテルの開業、8月からオフィスのテナント企業の入居が始まる予定となっており、いずれも順調に進んでいる」と説明しました。

JR東日本の中川晴美 常務取締役は「浜松町駅から大井町駅までの広域品川圏の開発に総力をあげて取り組んでいる。まさに日本の成長を牽引する存在になると感じている」と述べました。
浜松町駅周辺では、2020年に東京ポートシティ竹芝が開業。翌年には世界貿易センタービルディングの南館が竣工し、大型ビルの竣工が相次いでいます。2027年には世界貿易センタービルディングの本館・ターミナルも開業が予定されています。
東京ポートシティ竹芝、世界貿易センタービルディング、ブルーフロント芝浦が全て完成を迎える2030年には、3事業の合計延床面積が約105.2万平方メートルとなる見込みです。2020年の約20.1万平方メートルから約5倍に拡大することになります。
これに伴い、駅の利用者が大きく増えることが想定されるJR浜松町駅で、改良工事が進んでいます。南口では既存の自由通路に加えて新たな自由通路が整備され、今年3月に開通しました。今後は既存の自由通路も改修の上、来年度に全面使用開始となります。北口でも竹芝や汐留方面、芝大門方面へつながる新たな歩行者ネットワークが来年度に使用開始となる予定です。
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