「首都高の延伸」は「鉄道延伸とセットで」 埼玉「第二の外環道」構想に新展開!?
埼玉県の大野元裕知事とさいたま市の清水勇人市長は2025年6月10日、中野洋昌国土交通大臣に「核都市広域幹線道路の事業推進に関する要望」を提出しました。
「核都市広域幹線道路」の実現を!
埼玉県の大野元裕知事とさいたま市の清水勇人市長は2025年6月10日、中野洋昌国土交通大臣に「核都市広域幹線道路の事業推進に関する要望」を提出しました。

「核都市広域幹線道路」の計画は、「さいたま見沼」出入口で終点となっている首都高S2埼玉新都心線を東へ延伸、東北道へつなげるものです。圏央道以南で“東西軸”の道路が不足し混雑が激化していることから、整備が具体的に議論されてきました。
もともと「核都市広域幹線道路」自体は、外環道と圏央道の中間に位置する環状の構想路線であり、首都圏の「業務核都市」どうしを結ぶとされているものです。このため“第二の外環道”などと呼ばれることもあります。首都高埼玉新都心線は、その構想ルートの一部に合致することから、延伸計画の事業名として構想路線名がそのまま採用されています。
今回の知事・市長の要望では、「核都市広域幹線道路の埼玉新都心線から東北道付近までのルート帯案を早期に公表し概略計画の検討を推進すること」と、ルート選定を早く進めるよう求めています。もう一つ、これまでにない新たな要望も。
「地下鉄7号線延伸計画の手続と同時期に進め相乗効果を最大限に発揮するよう事業を推進すること」
これは、埼玉高速鉄道の浦和美園-岩槻間における延伸計画のこと。埼玉県道路整備課によると、核都市広域幹線道路と埼玉高速鉄道の延伸が関連づけられ、同時に要望されたのは初めてだといいます。
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