熱狂的ファン「鈴菌」用ミニバン!? ←スズキ唯一の8人乗りです! 実は20年続くロングセラー「大人の事情」で一新した過去も

スズキ唯一の多人数乗車が可能なミニバンとして、家族持ちの「鈴菌感染者」から熱烈な支持を集めているスズキ「ランディ」。実はこのクルマ、OEMの供給元が日産からトヨタに変わるなど数奇な運命を辿っていました。

日産「セレナ」のOEMで登場した初代「ランディ」

 そもそも「ランディ」は、2000年代初頭に日産が軽自動車市場に進出したことがきっかけとなって誕生しました。当時の日産には軽自動車の開発・生産経験がなく、早急なラインナップ拡充のため、スズキにOEM供給を打診しました。これが受け入れられると、2002年4月にスズキ「MRワゴン」をベースにした日産初の軽乗用車「モコ」が発売されます。

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2010~2016年にかけて生産された2代目「ランディ」(画像:スズキ)。

 これによって日産と提携関係を結んだスズキは、自社ラインナップに5ナンバー(小型車)サイズのミニバンがなかったことから、「セレナ」を日産から供給してもらう形で2007年1月にOEM車「ランディ」を発売したのです。とはいえ、スズキは「ランディ」をあくまでも既存のラインナップを補完するものと考えていたようで、「ランディ」の月間販売目標台数は700台と控えめに設定されていました。

 その後はベースとなった日産「セレナ」に合わせて、2010年10月に2代目、2016年12月に3代目へと「ランディ」もフルモデルチェンジを迎えます。

 しかし、日産と三菱自動車による軽自動車事業の合弁会社NMKVが2011年6月に発足すると、10年近くに渡って続いていたスズキから日産への軽自動車のOEM供給は打ち切られることが決まります。

 これ以降もスズキは日産から一方的に「ランディ」のOEM供給を受けていましたが、2019年にトヨタがスズキに約5%出資し、スズキもトヨタに少額出資することで、両者の間に資本提携が成立したことで日産との関係は終了する方向へと舵が切られました。

 その結果、2022年1月にトヨタ「ノア」が4代目にフルモデルチェンジしたタイミングで、スズキは「ランディ」のOEM供給先を日産からトヨタへと変更することを決定したのです。

【間違い探しレベル?】見たことあるか、これが初代「ランディ」です(画像)

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