ダイハツ版GT-R!「夢と狂気のストーリア」生産数わずかの超絶レア車を千葉で発見!「こりゃバケモノだわ…」

実用性の高い軽自動車を得意とするダイハツですが、今から30年ほど前に全日本ラリー選手権で勝つために、「羊の皮をかぶった狼」的なクルマを開発していました。その走りは、まさに小さな怪物そのものでした。

全日本ラリー選手権で勝つために誕生

 そのようなファミリー向けのコンパクトカー「ストーリア」をベースに、過激なチューニングを施したモータースポーツベース車が「ストーリアX4」です。このクルマが誕生した背景には、販売面でライバル関係にあったスズキとダイハツが死闘を繰り広げていた全日本ラリー選手権Aクラスの存在がありました。

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千葉市花見川区の「BAKUYASU AUTO」で現在販売中の「ストーリアX4」。フロントバンパーのメッキ加飾がボディ同色でペイントされ、社外ホイールを履く以外はノーマルの外観を保っている(山崎 龍撮影)。

 1980年代後半から1990年代にかけては軽自動車を使ったラリーやダートトライアルが盛んで、こうした競技ではスズキ「アルトワークス」が圧倒的な強さを見せていました。これに対抗すべく、ダイハツが送り出したのが「ミラTR-XX」でしたが、戦闘力不足で惨敗。業を煮やしたダイハツは、エンジンやトランスミッション、マフラーの交換および改造が禁止されていたレギュレーションを逆手に取って、工場出荷時の段階でラリーに勝つための装備が与えられた「ミラX4-R」を登場させ、1991年のシーズンで圧倒します。

 しかし、とうぜんスズキも黙っていません。1992年にはダイハツ打倒のため「アルトワークスR」を投入。加えて富士重工(現SUBARU)も1993年から「ヴィヴィオRX-RA」を参戦させたことで、スズキ・ダイハツ・富士重工の三つ巴のバトルは加熱していきます。これを受け、次第に「ミラX4-R」は性能的な陳腐化により苦戦を強いられるようになりました。

 そこで全日本ラリー選手権Aクラス制覇を目論んだダイハツが、軽自動車に代えて登場させたのが「ストーリアX4」でした。

 このマシンは競技のレギュレーションに照準を合わせて、1.4の加給係数をかけると排気量1000cc以下に収まるように、「ミラX4-R」用のJB-JL型660cc直列4気筒DOHCターボエンジンを713ccまでストロークアップしたJC-DET型を搭載。このエンジンは鍛造ピストン&クランクシャフト、ヘッド直付けタイプインジェクターなどを備える競技用スペシャルモデルです。

【画像】これが唯一無二の「713ccターボエンジン」です。車内の様子も

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