日本、グァムの脅威になる可能性 中国、次世代爆撃機の開発を明らかに

中国軍が、次世代大型爆撃機の開発を認めました。その最大の目的とみられるのは太平洋に浮かぶアメリカの島、グァムです。この次世代大型爆撃機の持つ能力が今後、日本を含む東アジア諸国の安全保障政策に大きな影響を与える可能性があります。

中国軍の次世代大型爆撃機H-20、想定される能力 それにより変わるもの

 しかしながらこのH-6Kは、1952(昭和27)年に初飛行したソ連製の爆撃機ツポレフTu-16「バジャー」が原型。アメリカ空軍の爆撃機B-52H「ストラトフォートレス」と同じくらい古く、もはや戦闘機や地対空(艦対空)ミサイルに狙われてしまうと、生き残ることはできません。そのため、グァムに対する攻撃はやや荷が重いといわざるを得ません。

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アメリカ空軍の爆撃機B-52H「ストラトフォートレス」。Tu-16と同様、1952年に初飛行している(写真出典:アメリカ空軍)。

 中国軍の次世代大型爆撃機H-20は、間違いなくステルス性に優れた機体となるでしょう。そしてH-6Kの航続距離6000kmを上回り、小笠原諸島からマリアナ諸島にいたるライン、いわゆる「第二列島線」ならびに、それ以遠へ到達可能な長距離飛行能力を持つこと、空対地巡航ミサイルによるグァム基地攻撃能力、または太平洋の西半分をカバーできる空対艦ミサイルによる対艦攻撃能力を持つことが見込まれます。

 性能が劣るH-6Kは東シナ海や南シナ海、いわゆる「第一列島線」の内側に活動の中心を置き、ステルス性の高いH-20は太平洋方面へ投入――H-20の実用化後は、こうした運用が行われるようになるでしょう。

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