日本一長い? 「赤」が6分30秒の道路信号機 誕生の背景に鉄道の歴史

青信号は13分の1

 この柳ヶ瀬トンネルがある福井県敦賀市周辺で、北陸本線はルートの変更をほかにも行っており、敦賀駅から北東方面に位置する今庄駅(福井県南越前町)とのあいだにも、鉄道の線路を転用した同様の道路トンネルが存在しています。

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信号機のすぐ横に「待ち時間5分」の表示がある葉原トンネル(写真出典:福井県教育庁)。

 福井県敦賀市北部の山間、北陸自動車道の上下線に挟まれるように位置する葉原トンネルの入口には「待ち時間5分」と掲示された信号機が、そしてさらにその北方、敦賀市と南越前市を結ぶ福井県道207号線には、入口に「待ち時間3分」と掲示された伊良谷トンネがあります。

 鉄道ではしばしば、古くに開通したもののカーブや勾配が厳しく、輸送上のネックだった区間において、発展した土木技術を用い長いトンネルなどによる新ルートを建設、その問題を解決することが行われています。ここで述べた北陸本線の敦賀市周辺も、そうした場所のひとつです。

 さて、待ち時間が6分30秒にもおよぶ赤信号、そこを通る人々はどのように思っているのでしょうか。

「慣れている方の利用が多いため、とくに苦情などは来ていません」(福井県警敦賀警察署)

 ちなみに柳ヶ瀬トンネルで「青信号」が表示される時間は、6分30秒もある赤信号と違い、14秒から30秒と短くなっています(時間帯により変化)。赤信号の「6分30秒」という時間は、「青信号でトンネルに入ったすべての対向車がそこを通り抜けるまでの時間」として確保されているものです。よって、仮に青信号を6分30秒出したとすると、反対側の入口はその倍ほどの時間、赤信号を出さなくてはならなくなります。

 柳ヶ瀬トンネルにおいて、青信号の時間が30秒の場合、約1時間あたりの赤信号は「6分30秒×8」で52分もあるのに対し、青信号は「30秒×8」で4分、13分の1しかない計算です。ここを信号待ちせず通り抜けられたら、なかなかラッキーかもしれません。

【了】

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コメント

4件のコメント

  1. はるか30年以上前にここを自転車で通ったことがあります、そもそも自転車では時間内に通り抜けられなくて、対抗青になったバスが進入してきて轢かれそうになった思い出があります。今でも恐怖の出来事として懐かしく思い出します。もちろん当方の若気の至り違法行為でした。

  2. かつて実話怪談本で紹介されていた。
    この信号,待たずに青で通ると必ず途中で幽霊に会うらしい。
    ある夜中に地元の人がトンネル前にやってくると,初めて青だったらしいが,噂を知っていたので止まって赤になるまで待とうとした。
    しかし,30秒で赤になるはずが何分待っても赤にならない。
    さすがにこれは変だと引き返そうとしたところ,後ろからもう一台やってきて,そこで信号がやっと赤になったという。
    その一台と次の青になるのを待って無事に通り抜けたという。
    幽霊も積極的に機械に干渉することがあるようだ。

  3. 広告が多過ぎて記事が読めません、レイアウトを根本から見直して下さい。

  4. かなり昔に見た東京都下の日原鍾乳洞に向かうトンネルがその方式でしたが今でもそうでしょうか。

    センサーで進入した車の台数を数えておき、反対側の坑道口でも数えて、すべての車がトンネルから出きったら、即座に反対側を緑信号にしたらどうでしょう。 
    時間間隔でおこなっていると車がトンネルの中で鉢合わせしないとも限りません。