軍人さん、かなりキツい状況で「ブラボー!」の声…なぜ? まるで“呪文”のような言葉の羅列、その意味とは

作戦行動中の部隊が、「アルファ」「ブラボー」「チャーリー」「デルタ」……などなにか暗号のような言葉で意思疎通を図っています。これはどういう意味なのでしょうか。

日本独自のコードもある…?

 このフォネティックコードの原型が最初に国際的に使用されたのは1927年のことです。

 当時は無線通信などが発展し始め、軍や民間航空会社などでも多く使用されるようになっていました。そこで、通信のミスを防ぐために、初めてフォネティックコードが使用されることになったのです。当時のAは「Amsterdam(アムステルダム)」、Bは「Baltimore(ボルチモア)」、Cは「Casablanca(カサブランカ)」と地名になっていました。

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SWATなどの特殊部隊では狙撃手のことを仲間内で「S」と呼んでいたこともあり、転じてフォネティックコードのS「Sierra(シエラ)」が狙撃手を表わすようになったそう(画像;パブリックドメイン)

 そこに改良を加えたのが、先述した「A」を「Alfa(アルファ)」とする「NATOフォネティックコード」で、2025年現在、世界的にもっとも使われています。

 これらは、英語を母国語とする人間にとっては認識しやすい単語が選ばれており、また英語以外の言葉を母国語にする人間にとっても比較的わかりやすい言葉を採用しているといいます。

 またドイツ語圏などでは、アルファベットのほかに、äといったように追加で母音にウムラウト記号を付けた文字があるため、フォネティックコードも拡張されています。

 ちなみに日本の、通信販売や電話相談などのコールセンターでも、独自のフォネティックコードのようなものを作成し、対応しているところが多いといいます。

 例えばAは「Apple(アップル)」や「America(アメリカ)」、Dは「Disneyland(ディズニーランド)」、Kは「Kyoto(京都)」といった具合です。確かにこれは、国際的にはなじみにくいかもしれませんが、日本人には適しているといえます。そのほか、日本のひらがな50音をフォネティックコードのように「あ」は「あさひ」、「い」は「いろは」、「う」は「うえの」と当てはめている場合もあります。

【なるほど!】これが、フォネティックコード表です(画像)

Writer:

なぎはまな。歴史は古代から近現代まで広く深く。2019年現在はフリー編集者として、某雑誌の軍事部門で編集・ライティングの日々。趣味は自衛隊の基地・駐屯地めぐりとアナログゲーム。

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