懐かしのブルトレ牽引機、お召し機も 高崎に機関車集結、一般公開

群馬県の高崎に蒸気、電気、ディーゼル、ブルートレイン機、皇室列車用などさまざまな機関車が集結。一般へ公開するイベントが行われます。

「お召し列車」に使用される機関車も

 2016年10月29日(土)、「高崎鉄道ふれあいデー」にさまざまな機関車が集結し、一般に公開されます。展示予定の機関車は以下の通りです。

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「高崎鉄道ふれあいデー」で展示される予定の機関車(一部を除く)。写真はイメージ(写真出典:JR東日本高崎支社)。

・D51形498号機
「デゴイチ」の愛称で知られ、現在も上越線などで運行されている蒸気機関車。

・EF66形
かつては「ブルートレイン」もけん引した直流用の電気機関車。現在はJR貨物の吹田機関区(大阪府吹田市)に8両を残すのみ。

・EH500形
2両が1組になった形の、電気が交流でも直流でも走れる大型の電気機関車。北海道新幹線の開業まで青函トンネルを越え、東京と北海道のあいだで貨物列車をけん引。「ECO-POWER金太郎」の愛称を持つ。

・EH200形
2両が1組になった形の、直流用の大型電気機関車。上越線や中央本線といった山岳路線で使用され、「ECO-POWERブルーサンダー」の愛称を持つ。

・EF60形19号機
貨物列車用として登場したのち、高崎を拠点にお座敷列車「やすらぎ」などをけん引。EF60形で現在も動くのはこの19号機のみ。国鉄直流電気機関車の標準色を身にまとう。

・EF65形501号機
EF60形を基本として登場した直流用の電気機関車で、かつては「ブルートレイン」もけん引。現在は高崎を拠点に、イベント列車などで走っている。

・DD51形842号機
蒸気機関車のかわりとして登場したディーゼル機関車で、特にこの842号機はJR東日本管内で皇室用列車のけん引を担当する「お召し機」。手すりや煙突カバーなどにステンレスが用いられるなど、通常のDD51形とは異なった装飾がされている。

 会場は高崎駅(群馬県高崎市)の南側にある留置線など。10月29日(土)の10時から15時までの開催です(一部は14時30分まで)。入場は無料で、このほか新幹線保守基地の公開(要当日配布の整理券)、車掌訓練用の模擬車両を使った体験、グッズや記念弁当の販売などが行われます。

【了】

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