京急の「だるま」、約32年ぶりにデビュー当時の姿に 貸切列車も企画

京急電鉄の800形電車1編成が、およそ32年ぶりにデビュー当時の塗装に戻り、2016年11月13日から京急線内を走ります。その前日にはこの車両で貸切イベント列車も運転される予定です。

1978年に登場した800形電車

 京急電鉄は2016年10月11日(火)、おもに普通電車として使用している800形の1編成(6両)の塗装をデビュー当時のものに戻し、記念ヘッドマークを取り付けて、11月12日(土)に貸切イベント列車として、翌13日(日)から通常の列車として運行すると発表しました。

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デビュー当時の800形電車(写真出典:京急電鉄)。

 800形電車は1978(昭和53)年に登場した車両です。赤色をベースに前面は運転台窓のまわりを白とし、幕窓やヘッドライトのまわりを黒く塗装したことなどから「だるま」とも呼ばれるように。また、京急電鉄で初めてワンハンドルのマスコン(主幹制御器)や電力を効率的に使う回生ブレーキを採用した車両でもあります。

 登場当時は、車体側面の窓のまわりが白色で塗装されていましたが、1982(昭和57)年から1984(昭和59)年にかけて現在の細い白帯1本に変更されました。今回、その塗装がおよそ32年ぶりにデビュー当時の姿に戻されます。

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