「日本最長の昼行特急」が復活!? JR3社にまたがって「2府4県」を走破する列車が運行へ 走行距離は440km超え

大阪駅から長野駅まで直通する長距離昼行列車が、2025年12月6日(土)に運行されます。

特急「しなの」用の383系で運行

 大阪駅から長野駅まで直通する長距離昼行列車が、2025年12月6日(土)に運行されます。

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「しなの」383系(画像:JR東海)

 これは、日本旅行が1908年(明治38年)に実施した草創期の団体旅行を、現代風に復刻した団体貸切列車として運行するものです。

 日本旅行は、1905年に滋賀県草津市で創業。この3年後、国鉄貸切臨時列車による「善光寺参り」の団体旅行が、国内における旅行業の発祥とされています。

 今回の企画では、大阪から長野までの441.2キロを、名古屋~長野間の特急「しなの」で使用されている383系が直通します。車内では列車が通過する地域の特産品や、ハローキティのオリジナルトートバッグが贈呈されるほか、往路は長野駅までハローキティが同乗する予定です。

 なお、かつて「しなの」には大阪と長野を結ぶ列車があり、「日本最長の昼行特急」でしたが、2016年3月のダイヤ改正で廃止されています。今回は、その経路を走破することになります。この運行ルートはJR西日本、JR東海、JR東日本の3社にまたがり、大阪府、京都府、滋賀県、岐阜県、愛知県、長野県の2府4県を走ります。

 乗車には、日本旅行が実施するツアーへの申し込みが必要。9月18日から発売となった『大阪~長野 直通団体貸切列車「日本旅行創業120周年記念号」で行く 長野・善光寺への旅1泊2日』のほか、9月29日発売予定の鉄道ファン向け『大阪~長野 直通団体貸切列車(元日本最長昼行特急経路を踏破)「日本旅行創業120周年記念号」で行く 国鉄型電車探訪2日間』などが設定されています。

【画像】長すぎる!これが「日本最長の昼行特急」運行ルートです

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