「日本初の高速道路IC」が再び変化! “国道8号直結ランプ”が25日に復活 IC接続の新バイパスも工事進む

2025年9月25日、名神高速の栗東第二ICから国道8号近江八幡方面につながるオフランプ(出口)が、再び通行できるようになります。

「名神→国道8号」通行可に

 名神高速の栗東第二ICから国道8号近江八幡方面につながるオフランプ(出口)が、2025年9月25日10時から通行できるようになります。

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国道8号野洲栗東バイパスの栗東第二IC付近。2025年8月撮影(画像:国土交通省近畿地方整備局滋賀国道事務所)

 このオフランプは、ICに接続する国道8号野洲栗東バイパスの工事に伴い通行できませんでしたが、工事が進み、再び通れるようになる形です。

 野洲栗東バイパスは滋賀県の野洲市から栗東市までを結ぶ延長4.7kmの道路です。両市間で発生している慢性的な渋滞を解消するため、現道の北西側を通るルートとして建設が進んでいます。

 このバイパスが現道に合流するのが栗東第二IC付近で、さらに国道8号はその西側で国道1号に合流しています。栗東ICは国道1号の上下線に加え、国道8号の近江八幡方面とも接続しており、これが通称「栗東第二IC」と呼ばれています。日本初の高速道路として名神高速の栗東~尼崎間が1963年に開通した頃からの構造です。

 ただ、国道8号との直結ランプは、野洲栗東バイパスに付け替えるため2021年10月から閉鎖されており、これまで近江八幡方面へ向かうには国道1号への迂回が必要でした。

 今回は、栗東第二ICから国道8号(現道)近江八幡方面へのオフランプが再び通行可能となります。また、バイパスの側道が県道145号片岡栗東線まで通行可能となり、新たに守山方面へのルートができます。

 野洲栗東バイパスは4.7kmのうち、栗東市出庭と栗東第二ICを結ぶ1.9kmのみ、暫定2車線で2026年度に先行開通する予定です。一方、残る野洲側の2.8kmは、未だ「工程精査中」とされていますが、バイパスが開通すると、野洲市役所から栗東第二ICまでの所要時間は現道の約20分から、約7分まで縮まる見込みとされています。

【めちゃ変わる!】これが「栗東ICの大変貌」です(地図と写真)

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