海自がロシア軍の「巨大な新型ミサイル原潜」を初めて確認! 日本の“目と鼻の先”に現れる 防衛省が画像を公開
海上自衛隊が、ロシア海軍のボレイ級弾道ミサイル搭載原子力潜水艦を初めて確認しました。
海自がロシア海軍のボレイ級弾道ミサイル原潜を初確認
防衛省・統合幕僚監部は2025年9月24日、北海道の宗谷岬の北東40kmの海域で、海上自衛隊がロシア海軍のボレイ級弾道ミサイル搭載原子力潜水艦を初めて確認したと発表し、当該艦艇の画像を公開しました。

今回確認されたのは、ボレイ級1隻のほか、ロシア海軍スラバ級ミサイル巡洋艦、バクラザン級救難えい船が各1隻。これらの艦艇が宗谷海峡を西進したことを確認したとしています。
これに対して自衛隊は、海上自衛隊第1ミサイル艦艇所属のミサイル艇「わかたか」、第2航空群所属のP-3Cにより、警戒監視・情報収集を行ったとしています。
ボレイ級はロシアの核戦力を担う最新の弾道ミサイル原潜で、R-30「ブラヴァー」潜水艦発射ミサイルを16発搭載することが可能です。排水量は水上1万4720トン(水中2万4000トン)におよびます。
ボレイ級は、初期に建造された1番艦から3番艦までが「955型」、4番艦以降は船体を延長した改良型の「955A型」として配備が進んでいます。初期に建造された「955型」は、セイル(艦橋)の上部が少しだけ前方に突き出すような形状になっていることが特徴です。今回、海自が確認したのは、この「955型」とみられます。
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