「鉄道からの弾道ミサイル」の発射に成功! 広い行動範囲が強み 発見が困難な“報復兵器”インド

インドの防衛研究開発機構(DRDO)は2025年9月24日、鉄道車両に乗せた移動式発射装置による「アグニP」中距離弾道ミサイルの発射に成功したと発表しました。

新型中距離弾道ミサイルを鉄道車両に搭載

 インドの防衛研究開発機構(DRDO)は2025年9月24日、鉄道車両に乗せた移動式発射装置による「アグニP(アグニ・プライム)」中距離弾道ミサイルの発射に成功したと発表しました。

Large 20251004 01

拡大画像

発射されるアグニPと移動用の鉄道車両(画像:DRDO)

 アグニPは2021年に発射実験に成功した中距離ミサイルで、射程はパキスタン全土と中国南西部まで到達可能な約1000~2000kmと言われており、核弾頭の搭載も可能です。

 DRDOは今回の発射実験の成果を「これは戦略部隊にとって戦力増強となり、道路兼鉄道発射システムとして画期的なものとなるでしょう」と発表しました。

 鉄道車両として移動可能なこの発射システムは、通常のミサイルサイロと比べ発見が困難で、報復核攻撃の可能性を高めるために、ロシアや中国でも採用されています。

【画像】2021年に発射実験実施 アグニP中距離弾道ミサイル

最新記事

コメント