山形新幹線の「E3系」年内に運行終了へ 多くの乗客に親しまれた鼻の短い「ミニ新幹線」車両に幕
山形新幹線E3系「つばさ」が2025年内に運行を終了します。
山形新幹線E3系「つばさ」年内に運行終了
JR東日本は2025年9月30日、山形新幹線E3系「つばさ」が年内に運行を終了すると発表しました。

E3系は、1997年に開業した秋田新幹線の初代車両としてデビュー。在来線を改軌した上で新幹線と直通運転を行う「ミニ新幹線」用の車両です。
山形新幹線には新庄延伸用の増備車として1000番台、400系の置き換え用となる2000番台が投入されました。現在は後継となるE8系の導入に伴い、1000番台は全て引退し、2000番台のみが活躍しています。
また、山形新幹線の「とれいゆつばさ」として1編成、上越新幹線の「現美新幹線」として1編成がそれぞれ改造されています(のちに消滅)。
今後、2025年11月15日(土)に山形新幹線感謝企画として、JR東日本びゅうツーリズム&セールスが実施する旅行商品専用列車「未来へ つばさ、つなぐ。」号が運転される予定となっています。
なお、E3系は今後、1編成が荷物輸送専用車両に改造される予定です。また、白と赤を身にまとったJR東日本の検測車「East-i」はE3系をベースに開発されており、非営業用車両はしばらく見ることができそうです。
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