「段ボールデザインのエアバス新型貨物機」組み立て開始へ パーツ輸送には”異形の貨物機”使用…圧巻の様子とは
ヨーロッパの航空機メーカー、エアバスは、開発を進めている新型貨物機「A350F」の組立が正式に開始されたと公式SNSに投稿しました。パーツ輸送には、胴体上部が大きく膨らんだルックスが特徴である同社機のパーツ輸送専用機「ベルーガXL」が用いられています。
111tのペイロード
ヨーロッパの航空機メーカー、エアバスは、開発を進めている新型貨物機「A350F」の組立が正式に開始されたと公式SNSに投稿しました。パーツ輸送には、胴体上部が大きく膨らんだルックスが特徴である同社機のパーツ輸送専用機「ベルーガXL」が用いられています。

A350Fは「A350」をベースにした貨物専用機です。111tのペイロード(運搬能力)をもつほか、大型貨物の積み下ろしに不可欠な胴体後部の大型貨物ドアも、旅客機ベース貨物専用機のなかでもっとも大きい4.3メートル幅の開口部を持つものを設置するといいます。
また、A350F試験機はかなり個性的なデザインとなる予定です。この機体では、宅配便などで用いられる段ボール箱をモチーフとした、茶色のカラーリングをまといます。これは機体デザインを、公募案から選ぶという取り組みの結果とのことです。
最終組立はエアバスの本社があるフランス・トゥールーズで実施されます。同社によると、試験飛行の開始は、2026年から2027年の予定です。
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