世界初の「新幹線ホームドア」東京駅に導入へ JR東日本が「新方式」を開発中 多種多様の編成にどう対応?

JR東日本が、東京駅の新幹線ホームに、複数の車両形式に対応する「新しい方式」のホームドアを導入します。

20~23番線に導入

 JR東日本は2025年10月7日、東京駅の新幹線ホームに、新しい方式のホームドアを導入すると発表しました。

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新幹線東京駅のホームドア設置イメージ(画像:JR東日本)

 現在、JR東日本は、水沢江刺や安中榛名など通過列車の多い新幹線の駅ホームに風圧対策としてホームドアを設置しています。

 今回は、東京駅で1日平均の乗車人員が7万人を超える東北・山形・秋田・上越・北陸新幹線のホーム(20~23番線)に、安全性向上を目的にホームドアを設置する計画です。

 特徴は、新幹線の車両形式にあわせて、該当する位置のホームドアが自動で開くというもの。新幹線では世界初といいます。

 新幹線ホームは、E2系10両、E5系・H5系10両、E6系7両、E7系・W7系12両、E8系7両、E5系+E6系・E8系17両など、様々な編成の列車が次々と発着しています。

 ホームドアは、駅に到着した編成を判別して、車両ドアの位置に応じて自動で開く機能を導入します。JR東日本によると、編成の判別はQRコードを利用するとしており、今後、開発と試験などを重ねながら検討を進めるといいます。

 使用開始時期は、20・21番線が2028年度末、22・23番線が2029年度末の予定です。

 また、現在、新幹線ホームドアの開閉は駅係員が行っていますが、将来的には車両ドアの開閉に合わせて、ホームドアも自動で開閉する機能も検討する方針です。

【複雑】E7系とE5系の開扉ドアを比較(画像)

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