九州の高速道路、熊本地震前の交通量に回復 北九州~宮崎間開通の東九州道も機能を発揮

九州全域で高速道路の交通量が熊本地震前の水準に回復しました。また、東九州道の椎田南IC~豊前IC間が2016年4月に開通したことで、地震後の物資輸送などにその機能を発揮しています。

地震直後に減少したものの、6か月後には回復

 国土交通省九州地方整備局とNEXCO西日本は2016年11月8日(火)、九州全域で高速道路の交通量が熊本地震発生前の水準に回復したと発表しました。

 今年4月14日以降に発生した熊本地震により、九州道や大分道では一部区間が通行止めに。その後、復旧工事により順次通行できるようになりましたが、現在も益城熊本空港IC~嘉島JCT間では工事が続けられており、対面通行規制も実施されています。

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九州道、大分道における地震発生前後および6か月後の交通量推移(画像出典:NEXCO西日本)。

 九州道・菊水IC~植木IC間の交通量は、地震前(2016年4月4~10日)の3万8300台が地震直後(4月18~24日)は2万3700台に減少。しかし地震6か月後(10月3~9日)は4万200台に回復しました。

 大分道・九重IC~湯布院IC間の交通量も、地震前は1万4500台だったのが地震直後は7300台に半減。しかし6か月後は1万6100台に回復しています。

 九州の高速道路全体では、今年7月の1日あたり平均通行台数が65万台で、前年同月の水準(60万台)まで回復しました。

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