ついに開通「都県境越え新ルート」の先に“大渋滞”が待っていた… 迂回ルートは「もう一つのブツ切り幹線道路」に コッチはつながる?

東京の多摩ニュータウンから神奈川の都県境をまたぐ新ルートが開通しました。しかし、その先には大渋滞が。渋滞の悪化を懸念する声もあるようですが、どうにもならないのでしょうか。

「こっちはアンダーパスなんかい!」

 JR横浜線のアンダーパスがあるのは、宮上横山線から1kmほど南側に並行する相模原立川線です。多摩ニュータウン通りから宮上横山線で都県境を越え、こちらのアンダーパスに迂回も可能です。

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宮上横山線にある小原踏切の渋滞(相模原→多摩NT方向)。踏切は信号のさらに奥(乗りものニュース編集部撮影)。

 この相模原立川線は、多摩ニュータウン通りの南側に並行する「南多摩尾根幹線道路」(尾根幹)の延伸部にあたります。尾根幹もまた、町田街道で行き止まりになっており、そこから相模原市内の既存開通部までをつなげる「小山宮下線」「宮下横山台線」計550mの事業も2021年から始まっています。

 しかしながら、宮上横山線と同じく住宅街を貫く線形となり、用地は一部しか確保できておらず、開通までは時間がかかると思われます。

 多摩ニュータウンの2大幹線道路である多摩ニュータウン通りと尾根幹は、広域ネットワークで見ると、多摩川の北を通る中央道と、圏央道の相模原愛川ICの間を短絡するルート上にあります。しかし都県境がどちらも断絶していました。

 宮上横山線の開通でそのうち一つの断絶が解消され、抜け道の混雑は解消されたものの、相模原に入ってからの踏切を避けようとするには、また別の動きをする必要があります。

【え…!】開通した「都県境越え道路」と、もう一つある「ブツ切り都県境」道路(地図/写真)

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コメント

1件のコメント

  1. 多摩センターから相模原に入る交差点での右折レーンには右折矢印がない

    そのため対向車が途切れるまで待ってる間に後続車が連なり結局一回では行けなく渋滞が起きる

    相模原に入ったあとの踏切渋滞は想定内です

    開通する前から普通に踏切渋滞してるので当たり前だよなって感じです

    朝などに通る道ではないが相模原駅から橋本に行く三菱経由のバスはかなり遅延するでしょうね