ついに開通「都県境越え新ルート」の先に“大渋滞”が待っていた… 迂回ルートは「もう一つのブツ切り幹線道路」に コッチはつながる?

東京の多摩ニュータウンから神奈川の都県境をまたぐ新ルートが開通しました。しかし、その先には大渋滞が。渋滞の悪化を懸念する声もあるようですが、どうにもならないのでしょうか。

都県境の住宅街の「抜け道」解消か!しかし…

 神奈川県相模原市で都市計画道路「宮上横山線」が2025年9月27日に開通。東京の新府中街道、鎌倉街道から通じる「多摩ニュータウン通り」が実質的に延伸し、国分寺市から神奈川県境を越えて国道16号方面まで1本道でつながりました。

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新規開通した宮上横山線。相模原側から多摩ニュータウン方面へ(乗りものニュース編集部撮影)。

 従来、多摩ニュータウン通りは境川に沿って走る「町田街道」で終点となっており、都県境を越える交通によって周辺の住宅街が抜け道となっていました。

 そうしたクルマが長い車列をつくっていた町田街道の京王相模原線高架下の交差点を見ると、車列がきれいに解消。抜け道から宮上横山線への交通転換が図られた模様です。

 開通した宮上横山線は2車線で、緩やかにS字カーブを描いて高低差のある土地を貫いています。両側に自転車通行帯が備わり幅員は広く、見通しもよい道です。670mの新規開通区間を抜け、東橋本二丁目交差点からが既存開通部です。

 ただし、この先に強烈なボトルネックが存在します。JR横浜線の「小原踏切」です。

 今回は反対方向から平日15時台に通りましたが、踏切まで約300mほどの車列ができました。東京側からは、この踏切を越えなければ国道16号にたどり着きません。踏切周辺は大きな工場や物流倉庫も多数あり、大型車の通行も少なくありません。

「タウンニュース」は10月23日の記事で、宮上横山線の開通により小原踏切周辺の渋滞がさらに悪化するのではないかという住民の不安の声とともに、本村賢太郎相模原市長が開通セレモニーで、「庁内で連続立体ができないかという議論をしている」と話したと報じています。

 ただし、この近くにはJR横浜線を越えるアンダーパスがすでに存在します。

【え…!】開通した「都県境越え道路」と、もう一つある「ブツ切り都県境」道路(地図/写真)

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1件のコメント

  1. 多摩センターから相模原に入る交差点での右折レーンには右折矢印がない

    そのため対向車が途切れるまで待ってる間に後続車が連なり結局一回では行けなく渋滞が起きる

    相模原に入ったあとの踏切渋滞は想定内です

    開通する前から普通に踏切渋滞してるので当たり前だよなって感じです

    朝などに通る道ではないが相模原駅から橋本に行く三菱経由のバスはかなり遅延するでしょうね