これが「次のベンツ」なのか…? ここまで振り切ったか「最高級ミニバン」 “走るクラブ”か、はたまた“宇宙船”か
「ジャパンモビリティショー2025」のメルセデス・ベンツブースで多くの注目を集めていたのが、ミニバンであるVクラスのコンセプトモデル「ビジョンV」です。まるで宇宙船のような1台に仕上がっています。
またまだ驚かせてくれるメルセデス・ベンツ
2025年11月9日まで東京ビッグサイトで開催される「ジャパンモビリティショー(JMS)2025」でメルセデス・ベンツが、ミニバン「Vクラス」のコンセプトモデル「ビジョンV」を出展、多くの注目を集めていました。
ビジョンVは2025年4月の上海モーターショーに先駆け「次世代の電動ラグジュアリーミニバン」として発表されました。
世界中の多くのメーカーが、カーボンニュートラルを目指し環境に優しい実用的なモビリティ開発を進める中、メルセデス・ベンツもまた「EVの新作」としてビジョンVを発表。それでいて、「今後は単なるクルマではなく、『移動するラグジュアリーラウンジ』としての新体験をユーザーに提供したい」としています。
もともと商用バンがベースのVクラスを思い切りラグジュアリー路線へ振り切ったビジョンVは、もしかしたらメルセデス・ベンツの長い歴史の中で、大きな転換を背負うようにも思います。
「動く空間」はテールランプでも全力アピール!?
外観は、2023年(日本では2024年10月から)の新型Vクラスで巨大化したフロントグリルに“立ったエンブレム”というスタイルを、さらに現代的に解釈したフロントが目を引きます。
メルセデス・ベンツ・ブランドには「Sensual Purity(官能的純粋性)」というデザイン哲学がありますが、これを強く示すのが波打つようなボディライン。特に顕著なのがサイドで、「このボディはどこが継ぎ目なのだ?」と戸惑うほどです。スピーカーのようにも見える窪んだ独特のホイールも、ボディラインに実にマッチしており、全く新しいベンツであることを示します。
車両後部は、450個以上のルーバーを使ったテールランプがハッチの周囲を覆うように配置されおり、これが“大きな口”のようにも見えます。後続車両や歩行者などに対し「走ってます!」「ブレーキ踏んでます!」と強く示すのと合わせて「移動するラグジュアリーラウンジ」としての存在感も与えています。





コメント