トランプ大統領の車列になぜ!?「仮ナン付きセンチュリーSUV」驚きの正体 窓ガラスの“謎ディテール”その意味は?
アメリカのトランプ大統領が2025年10月に訪日した際、警護車列に“異色”の車が加わっていました。トヨタ「センチュリーSUV」をベースにした防弾仕様車です。なぜ防弾仕様と言えるのか、その特徴をひも解きます。
ひょっとしたら総理大臣専用車になるかも
トランプ大統領が来日した際、この防弾センチュリーSUVは、フラッグポールにアメリカ国旗をたなびかせながら走行していました。また、フロントガラスには外務省のマークを印刷した紙と、「AMBASSADOR(大使)」という文字が印刷された紙がそれぞれ貼られていたことから、ジョージ・グラス駐日大使をはじめとした大使館関係者の車両として使われていたようです。
さらに、助手席側のドアミラーにはナビミラー(補助ミラー)が設置され、フロントグリルの内側には青灯も装備されていました。SNSなどではそれを点灯させている様子も確認できます。こうした特徴を考慮すると、総理大臣専用車として正式採用する前段階の「テスト運用」として、今回大使館関係者の警護任務に用いられた可能性も捨てきれません。
防弾センチュリーSUVの装甲レベルや詳細な構造は、安全上の理由から公開されていません。しかし、日本企業がこうした高度な車両を開発・提供できるという事実そのものが、日本の自動車産業の高い技術力と信頼性を物語ります。
今後、電動化や自動運転支援といった次世代技術を組み合わせた“防弾EV”の開発も進む可能性があります。また、企業や自治体が防護車両を導入する動きも広がりつつあり、国産防弾SUVの需要拡大も見込まれます。
外交の舞台で堂々と走るセンチュリーSUVの姿は、日本の「安全」と「品格」を象徴する存在といえるでしょう。国産防弾車の進化は着実に進んでいます。





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