“駅弁”がなんと韓国にもあった件! 実は結構レア…? 日本と違うのか&ウマいのか試してみた結果

日本の鉄道旅ではおなじみとなっている「駅弁」。実は韓国にも、少数派ながらそうしたお弁当を販売しているお店が存在します。今回、それを実際に体験してきました。

「韓国餃子」を弁当で楽しむ

 さて、韓国では餃子を「マンドゥ」と呼んでいますが、日本のような焼き餃子ではなく、蒸し餃子を指すことが多いようです。ソウル駅にある「マポ・マンドゥ(マポ餃子)」は、そんなマンドゥを販売しているお店です。

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すべての売店では、ビニール袋入りで商品を渡してくれる。持ち運びと後片付けに便利(布留川 司撮影)。

 日本の駅弁の餃子弁当やシューマイ弁当のように、ご飯とおかずがセットになったメニューはなく、マンドゥそのものを販売しています。

 肉・マンドゥ、カルビ・マンドゥ、キムチ・マンドゥがそれぞれ5000ウォン。チーズを全体にかけたグラタン・マンドゥなるものが7500ウォンでしたが、こちらは冷めるとちょっと食べにくい感じでした。

 マンドゥ以外に、豚肉のピリ辛炒め飯(イカ版もあり)なるものが9500ウォンであったので、これとキムチ・マンドゥをセットで買って、弁当代わりにしてみました。

 メニューには炒め飯とありましたが、実際にはキムチと炒めた切り身の豚肉に韓国海苔が刻んで白米に載っている丼物でした。しかし、米も具も熱々で、駅弁としてはこれだけで美味しく感じられます。

 マンドゥの方も作り置きではなく、注文が入ってから蒸してくれました。名前のとおりに餡にキムチが混ぜられており、包んだ皮ごしに赤い物体が透けて見えて、猛烈な辛さを予感させます。しかし、食べてみると辛さは感じるものの、舌の組織を壊滅させるような強烈な刺激は無く、醤油など薬味をつけなくても美味しく食べられました。

 このようなラインナップを体験してきましたが、ここで生じるのは、「乗車時間が比較的短い韓国に、なぜ駅弁文化があるのか」という疑問です。

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