“駅弁”がなんと韓国にもあった件! 実は結構レア…? 日本と違うのか&ウマいのか試してみた結果
日本の鉄道旅ではおなじみとなっている「駅弁」。実は韓国にも、少数派ながらそうしたお弁当を販売しているお店が存在します。今回、それを実際に体験してきました。
なんで「韓国に駅弁文化」があるのか
1905年にソウルから釜山まで鉄道で結ばれた時、その運航時間はなんと17時間にも及んだそうです。当時の列車では途中駅で販売員がホームを歩きながら弁当を売っており、これが韓国の駅弁文化の原点だったといわれています。
それからしばらくの間、列車での移動は一般の人々にとっても特別な機会であり、その長い時間のお供として食べ物や飲み物が車内で販売され、食堂車のある列車も多くあったようです。
韓国は鉄道の高速化と経営の効率化によって駅弁が廃れていったわけですが、それは日本でも同様に起きていることです。場所によって地域のブランド力によって名物となっている駅弁も多いですが、駅とその周辺地区へのコンビニの普及などによって、全国で見れば駅弁を取り扱う駅は減少傾向にあります。
時代の変化によって文化は変わっていくものであり、鉄道などは技術の進歩によって特にドラスティックに変化していきます。駅弁という愛称が定着するほど、列車で食べる弁当は特別なものでしたが、それが日韓で過去のものとなる日が、やがては来るのかも知れません。
Writer: 布留川 司(ルポライター・カメラマン)
雑誌編集者を経て現在はフリーのライター・カメラマンとして活躍。最近のおもな活動は国内外の軍事関係で、海外軍事系イベントや国内の自衛隊を精力的に取材。雑誌への記事寄稿やDVDでドキュメンタリー映像作品を発表している。 公式:https://twitter.com/wolfwork_info





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