甲冑の騎馬隊も「おもてなし」 常磐線・相馬~浜吉田間、12月10日に運転再開

東日本大震災の影響により不通だったJR常磐線の相馬~浜吉田間が、2016年12月10日に運転を再開。原ノ町駅、相馬駅ではオリジナルグッズが配布される「おもてなし」も実施されます。

駅で甲冑の試着体験も

 JR東日本水戸支社は2016年11月28日(水)、常磐線・相馬~浜吉田間の運転再開にあわせて実施するイベントや、発売する旅行商品などを発表しました。12月10日(土)の開通により、常磐線は小高駅(福島県南相馬市)から仙台駅までがつながります。

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相馬~浜吉田間の運転再開にともない「おもてなし」が行われる原ノ町駅(2012年3月、恵 知仁撮影)。

 12月10日(土)には原ノ町駅(福島県南相馬市)と相馬駅(同・相馬市)で、仙台方面から来る上り列車の乗客を対象に、それぞれの駅名板がデザインされたボールペンなどを配布する「おもてなし」が行われます。原ノ町駅では、「相馬野馬追」に登場する騎馬隊や、ほら貝を吹く「螺役(かいやく)」も午前10時45分ごろと11時44分ごろに登場。翌11日(日)にも団体列車「フルーティアふくしま」の到着時などに同様の「おもてなし」が行われます。

 あわせて12月10日(土)、原ノ町駅の改札脇に、甲冑を試着して「相馬野馬追」の写真を背景に記念撮影などができる「原ノ町駅陣屋」がオープンします。

 また、原ノ町駅、相馬駅の指定席券売機と「みどりの窓口」で「運転再開記念 仙台フリー乗車券」が発売されます。利用期間は12月10日(土)から2017年3月31日(金)まで。常磐線の駅を発着し、仙台周辺のフリーエリアが2日間乗り降り自由になるきっぷで、値段は小高~原ノ町~鹿島間発着の場合、大人2260円です(子供半額)。

 このほか、本格的な甲冑の着付け体験ができるツアーや、相馬駅からのハイキング企画なども予定されています。JR東日本水戸支社は「常磐線を利用した旅行需要を喚起します。ぜひ、常磐線でのご旅行をお楽しみください」としています。

【了】

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