飛べる零戦、国内保存の道は? 日本人オーナーに聞く、「里帰り」の目指すところ

旧帝国海軍の「零式艦上戦闘機」。飛行可能状態で現存するうちの1機は、日本人がオーナーです。現在アメリカで保管されている同機について、オーナーが国内での動態保存を目指す理由やその意義、そして「現状」と「将来」について話を聞きました。

プロジェクトは頓挫寸前? 不運だけではないその理由

 来年の飛行展示実現は、今年積み上げた実績をたどることで比較的容易に実現可能だとみていますが、最も大きな問題がいまだに残されたままです。それは「資金」です。

「今年、実施した零戦の飛行は、多くの支援者なくして実現できませんでした。寄付していただいた方に加え、国内における零戦の整備やプロジェクトを進めるうえでの事務、そして零戦の飛行を実施するうえで必要な随伴機の操縦に至るまで、多くの個人の方々にボランティア活動として参加していただけた結果が生んだ成功だと思います。皆さんの協力なくして飛行の実現は不可能だったといえます」(ゼロエンタープライズ・ジャパン 石塚さん)

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石塚さんの零戦は2016年5月、その前月に発生した熊本地震の被災者を慰問するため、翼に「くまモン」を描き熊本上空を飛行した(写真出典:ゼロエンタープライズ・ジャパン)。

 多くの協力者によって飛行を実現した零戦。しかしながら今後も国内で零戦を飛行可能な状態に保ち続けるには最低でも年間2000万円から3000万円、そして飛行展示を実施するにはさらにその数倍の資金を必要とし、これらは有志ら個人の集合体で賄うには難しい額です。今後、動態保存をし続けるためには、企業や自治体、国、財団法人といった形での支援が必要不可欠だと石塚さんはいいます。

 石塚さんはこれまで、数百もの団体と支援の交渉してきました。ところがその成果は空しく、大企業ほどかつての侵略や特攻など「負の象徴としての零戦」を恐れているという現実に突き当たります。ある企業は当初、前向きな姿勢を見せていたものの、中国にて事業展開する上で零戦の支援はリスクになり得ることを理由に、断ってきたこともあったそうです。

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コメント

3件のコメント

  1. 岡山でフェリー中止になったのはパイロットの体調不良だったのですね。残念です。一般からの寄付金には限りがあるでしょうね。大企業からのサポートは必須。しかし、何故尻込みしてしまうのか?誰が考えても三菱重工が真っ先に手を挙げていい様に思えるのですが。哀しい現実ですね。個人としては僅かなご寄付をしていくしか有りません。石塚さんの不屈の精神に感謝。

  2. メーカーが管理しない限り零戦の維持費はいずれ尽きるでしょうから、維持費が尽きる前にアメリカの第二次大戦機を整備できる施設に売ってください。四式戦の二の舞は御免です。

  3. もうどうでもいいだろうよ。実際大した飛行機じゃないし。軽くしただけだろ工夫したとこは。アメコウが機体軽くして大馬力のせたF8Fには完敗してんだよ。

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