ロシア軍“希少なレーザー実験機“ウクライナ軍が撃破 またもや前線から離れた場所への攻撃を成功させる
ウクライナ軍参謀本部は、空中レーザー実験機であるA-60に攻撃を加えたと発表しました。
ロシア南西部への攻撃を実施
ウクライナ軍参謀本部は2025年11月25日、空中レーザー実験機であるA-60に攻撃を加えたと発表しました。
ウクライナ軍によれば、同25日の夜、ロシア南西部タガンログにある航空機メーカー ベリエフ の施設を攻撃した際、その中で A-60 に対する攻撃も行われた とのことです。
今回の攻撃は 砲兵部隊および特殊作戦部隊の共同作戦により実施され、巡航ミサイル「ネプチューン」と、多連装ロケット式の自爆ドローン「バルス」が使用されたとされています。
A-60 は輸送機 イリューシン Il-76MD をベースにした実験機で、高高度気球への対抗手段として開発された機体です。機首にはノーズコーンの代わりに 首振り可能なビーム・ディレクター・タレット を備える点が特徴で、二酸化炭素(CO₂)レーザー砲を搭載して気球を撃墜する運用が想定されていました。
しかし欧州メディアの報道によると、同機は2016年以降、施設から動いた形跡がなく、開発が断念され放棄された機体とみられています。
なお、同日の攻撃ではこのほかにも、タンカーへの積み込み・荷下ろし装置やS-400対空ミサイルシステムの発射装置が撃破されたと、ウクライナ軍参謀本部は発表しています。





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