これは分かりやすい! 小田急「赤い1000形」デビュー 現地で分かった「色替え」の効果
箱根登山線の小田原~箱根湯本間で「赤い1000形」の運行が始まりました。現地でどのように受け入れられているのか、実際に現地を訪れてみました。
実は2代目の「赤い1000形」
小田急が2025年11月27日に箱根登山線の小田原~箱根湯本間で「赤い1000形」の運行を開始しました。小田急の通勤車両は、車体に青色のラインを巻いていますが、この車両は箱根登山線のほかの車両に合わせて赤色に改めています。「赤い1000形」が現地でどのように受け入れられているのか、実際に現地を訪れてみました。
今回、新たに赤色となったのは1000形電車の1066編成×4両です。箱根登山線の山岳区間である箱根湯本~強羅間で使用されている「アレグラ号」こと3000形の車体色を模した姿に変わっています。小田急1000形が赤色となるのは今回が2回目で、最初に赤色となったのは2009(平成21)年のことでした。
2009年に赤色となった際は、箱根登山線を運営する小田急箱根(当時の箱根登山鉄道)が姉妹提携を結んでいるスイス・レーティッシュ鉄道のベルニナ急行に採用されている車体色を模していました。現在も、箱根登山線の1000形や2000形の一部の車両はこの色に塗られています。
小田急の1000形は小田急線内で使用されている車両もありますが、箱根登山線では基本的に専用の1000形が使用されており、車内の広告や案内も箱根登山線に合わせていた時期がありました。
今回赤色となった1000形は、窓の上の広告スペースを「箱根ナビPresents『あかいでんしゃフォトギャラリー』」として、箱根の風景写真を展示しています。また、扉の窓ガラスには企画乗車券の「箱根フリーパス」などを告知するステッカーを掲出しています。
赤い1000形は、小田原~箱根湯本間でワンマン運転を行うべく、運転台などが改修されています。また、小田急線では一部の特急ロマンスカーと同様に1000形も連結や切り離しが行われていましたが、ワンマン改修に際して、営業運転中に連結や切り離しを行う機能はなくなり、先頭部の電気連結器がなくなっています。





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