駅の「発車メロディ」J-POPだらけになったワケ「発車ベルどこ行った?」ただ今後また変わる可能性も

大都市ではおなじみの発車メロディ。かつて「ジリリリ」というベルが主流でしたが、なぜメロディに変わったのでしょうか。背景には「うるさい」という声のほか、著作権料をクリアーできるようにした“仕組み”がありました。

「J-POP化」のウラ側と自治体の“おカネ”

 汎用メロディが普及すると、今度は自治体や地元の商店街から「駅の個性を出したい」「町おこしにつなげたい」というニーズが高まります。こうして「ご当地メロディ」が誕生しました。

Large 20251207 01

拡大画像

発車ベルスイッチを押すイメージ(画像:写真AC)

 首都圏で最初のご当地メロディとされるのは、1997年に導入されたJR蒲田駅の『蒲田行進曲』です。ほかにも、高田馬場駅の『鉄腕アトム』や、舞浜駅のディズニーソングなど、その土地にゆかりのある曲が「駅の顔」として採用され、地域のPRに貢献しました。

 近年では、このご当地メロディの定義が拡大し、「その土地出身のアーティストの曲」がJ-POPを中心に採用されるケースが急増しています。

 J-POPのヒット曲は、幅広い世代の乗客に「あ、あの曲だ」という安心感や癒やしを与え、鉄道会社のイメージアップにつながります。

 しかし、J-POPの採用には「著作権料(JASRACなどへの使用料)」という最大のハードルがありました。この問題を解決したのが、費用を鉄道会社ではなく「導入を希望する自治体や団体が負担する」というスキームです。

 たとえば、小田急 海老名駅で流れる、いきものがかりの楽曲は、地元の要望を受け実現しました。また、JR神田駅のように、アース製薬が『モンダミンのうた』の費用を負担するといった企業コラボの例もあります。

 過去には東武東上線の5駅で、地元出身のアーティスト「KeyTALK」の楽曲が期間限定で使用されたこともありました。

 このようなスキームの誕生により、鉄道会社はコストを負担せずにイメージアップを図れるようになり、J-POPメロディ導入のハードルが一気に下がったのです。

使われなくなった無人駅のアナウンス用電話

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス