ついに有人機を撃墜扱いに! 米中などに先駆け量産間近の「無人戦闘機」ミサイルを発射する映像を公開 トルコ
トルコの防衛企業バイカルは2025年12月2日、無人戦闘機「バイラクタル・クズルエルマ」が飛行試験中に対空ミサイルの模擬弾を使用し、有人のF-16を撃墜判定とする様子を公開しました。
国産対空ミサイルを有人機に発射!
トルコの防衛企業バイカルは2025年12月2日、無人戦闘機「バイラクタル・クズルエルマ」が飛行試験中に対空ミサイルの模擬弾を使用し、有人のF-16を撃墜判定とする様子を公開しました。
クズルエルマはステルス性を備えたジェット推進の無人機で、報道によれば最大速度は約900km/hとされています。
今回公開された動画では、トルコ国産AESAレーダー「MURAD」を用いて標的のF-16をロックオンし、国産空対空ミサイル「ギョクドアン」による模擬発射で直撃判定を達成した試験の様子が示されています。
動画では、クズルエルマが対空ミサイルを発射する様子や、模擬弾が有人機の近くをかすめる様子が明瞭に確認できます。射撃試験は約48km離れた位置から、有視界外射程(BVR)環境下で実施されました。この成功により、クズルエルマが視程外空対空攻撃能力を備え、有人機を撃墜可能な無人機であることが証明されました。
また、F-16との編隊飛行も実施されており、動画では共同作戦能力を有する機体である点も強調されています。
なお、バイカルは、クズルエルマの量産開始が最終段階に入っていると発表しており、早ければ2026年にもトルコ軍へ納入される可能性があります。実際に配備されれば、トルコは有人機と連携して戦闘可能な無人機をいち早く運用する国となる見通しです。





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