【対談】第9航空団司令×八代弁護士 2016年、「防空最前線」に誕生した戦闘機部隊
スクランブル、2016年度は過去最高に?
乗りものニュース編集部「第9航空団司令と那覇基地司令という『最前線の司令』に就任され、ご心境はいかがでしょうか」
川波「非常にやりがいのあるところで仕事をさせていただいておりまして、そういった意味では光栄に思っております。前職が航空幕僚監部運用支援課長ということで、航空自衛隊の訓練全般、そして南西域の動きをよく見てきたつもりですが、まさか自分がこの職に就くとは思っていませんでした。身の引き締まる思いでございます」
防衛省統合幕僚監部は2016年10月、今年度上半期(4~9月)に航空自衛隊機がスクランブルした回数が、594回に達したことを発表しました。これは冷戦期の1984年度に記録した過去最高回数944回を上回るペースで、そのうち南混団によるものが382回と6割以上を占めています。そして、その大半が中国機対象のものとのこと。
もはや冷戦期以上の緊張状態といっても、過言ではないかもしれません。そうしたなか川波司令ら第9航空団は、今日も沖縄の空を見つめ続けます。
【了】
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