このホテル、実は「元ANAパイロットの宿舎」です! 実際に行ったら「いろいろ面影ありまくり」だった件
沖縄県・下地島にある「下地島空港」近辺に、かつて訓練に来ていたANAのパイロットたちが泊まっていた施設があります。現状はどのようになっているのでしょうか。泊まってみました。
まだあった「元パイロット宿舎」っぽいところ
もう1枚。エアバスA320が写るポスターの機体の登録記号は「JA8382」。こちらもANAのA320初号機です。JA8382は1991年2月に羽田空港へ運ばれましたが、当時は前月にアメリカを中心とした多国籍軍とイラクが戦った湾岸戦争が始まったことから中東を経由出来ず、大西洋から太平洋を回り、欧州から羽田まで6日間もかかったエピソードがあります。どちらのポスターも、やや色あせていますが、それがかえって「あの頃」を知る世代に懐かしさを感じさせます。
そのほか目についたのは、ANA社内にしか貼られないであろうコアなポスター。「離陸中止によるリスクを避けよう」と事故防止を啓発したり、「定刻通りの航空会社ANA」と旅客サービスを訴えたりしています。これらも、このホテルが確かにANAパイロットの宿泊施設だったことを伝えていました。
ホテルによると、筆者が訪れた11月下旬はマリンレジャーのシーズンはひと段落したとのことで、島全体がゆったりとしたムードに包まれていました。それでも空港近くの入り江でシュノーケリングを楽しむ観光客を見ることができ、空港端の通称「17エンド」も団体の観光客が訪れていました。2026年にまた観光シーズンが到来すればホテルもにぎわい、ポスターに目をとめる宿泊客も多いことでしょう。
Writer: 相良静造(航空ジャーナリスト)
さがら せいぞう。航空月刊誌を中心に、軍民を問わず航空関係の執筆を続ける。著書に、航空自衛隊の戦闘機選定の歴史を追った「F-Xの真実」(秀和システム)がある。





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