あまりにマルチな「超大型空中消火機」誕生へ JAL・ANAでも運用の旅客機がベース 「超大容量」なその全貌

コールソン・アビエーションが、ボーイング767をベースにした新たな空中消火機「767 VLAT(Very Large Airtanker:超大型空中給油機)」を制作するプロジェクトを発表しました。この機体には、どのような特徴があるのでしょうか。

「160人以上乗れます」

 アメリカのコールソン・アビエーション(Coulson Aviation)が2025年12月、ボーイング767をベースにした新たな空中消火機「767 VLAT(Very Large Airtanker:超大型空中消火機)」を製造するプロジェクトを発表しました。この機体には、どのような特徴があるのでしょうか。

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コールソン・アビエーションの「767 VLAT」機体と機内イメージ(画像:コールソン・アビエーション)。

 コールソンの767 VLATは、サイズとして過去最大の特許取得済みの「難燃剤供給システム」を搭載し、160名以上の乗客を運ぶ能力を維持しながら、現在運用されているどのVLATよりも大きなタンク容量を実現するといいます。同社の空中消火機はマルチミッション、オールリスク対応の汎用性を備えて設計されていることが特徴で、767 VLATは既存機と比べて、搭載容量、燃費、整備性が大幅に向上するとのことです。

 ベース機のボーイング767はJAL(日本航空)、ANA(全日空)でも運用されており、2025年現在2社では国内線、国際線の旅客便を担当しているほか、貨物型も運用されています。

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