「身近にロボット」の時代に向けて 羽田空港でロボット実証実験開始

人工知能搭載のロボットも、場合によっては人がサポート

 実験対象となるロボットはさまざまな特徴がありますが、キーワードとしては「人工知能」「記憶」「遠隔操作」「自動停止」などが挙げられます。

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BRULE Inc.の案内ロボット「Double2」。後ろのスマートフォンを持った男性が遠隔操作し、利用者に同行しての道案内などが可能(2016年12月14日、中島洋平撮影)。

 たとえば、人工知能を搭載し、コミュニケーションを自律的に行うソフトバンク・ロボティクスの「Pepper」は、すでに多くの場所で導入されていますが、羽田のそれは多言語対応のほか、Pepperでは案内が難しい場合に人が遠隔操作して会話できる機能が追加されています。

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左が中西金属工業の「ROBO Cleaper」、右がフィグラの「F.ROBOCLEAN」。いずれも自走式の清掃ロボットで、自動停止機能も備えている(2016年12月14日、中島洋平撮影)。

 また、中西金属工業の「ROBO Cleaper」などの自走式清掃ロボットには、人が前にいると自動で動きを止めて安全を確保する機能を搭載。掃除できなかった箇所を記憶し、あとで掃除に向かう機能もあります。多くのロボットには、安全性の確保や、ロボットの動作を人がサポートするための機能が備わっています。

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