トランプ氏、F-35は不要? 調達数削減を示唆、それがありえない理由

その言動が世界中の注目を集める、次期米大統領のドナルド・トランプ氏ですが、今度は最新戦闘機F-35の調達について見直しを示唆。トランプ氏がどこまで本気かは不明ですが、少し考えれば非効率かつ非経済的この上ないことは明らかです。

トランプ氏、F-35調達を削減の意向?

 2016年12月12日(月)、次期アメリカ大統領のドナルド・トランプ氏は、自身のTwitterアカウントにおいて「F-35計画は制御不能に陥っている。1月20日の大統領就任後は防衛予算を数千億円(数十億ドル)削減する」と発言し、F-35の調達について見直しを行うことを示唆しました。

161216 trumpf35 01
なにかと発言が注目されるトランプ氏。F-35の調達見直しとなると、相当大きな事態になりかねないが…(写真出典:americanspirit/123RF)。

 米空海軍、同海兵隊、および航空自衛隊やそのほか西側諸国が配備を見込む統合打撃戦闘機、ロッキード・マーティンF-35「ライトニングII」は確かに高額です。2011年度の時点において、空軍型F-35Aは1機あたりおよそ150億円(1億5000万ドル)を計上しています。またその開発費は4兆円から5兆円に達しています。

 しかしこれは仕方のないことだと言えます。特に開発費高騰やスケジュール遅延については、F-35には「戦闘機」という兵器の概念をはるかに覆す、桁違いに高いネットワーク・情報処理能力を与えたことに由来しています。機体そのものよりも内部に搭載するコンピューター、ミッション(戦闘)システムこそがF-35の本質であり、現代戦闘機の開発費はハードウェアよりもソフトウェアの方が高くつくのです。

この記事の写真一覧

関連記事

最新記事

コメント

4件のコメント

  1. アメリカの弱体化は確実。

    早々にCIAに粛清される危険性はないか?

  2. 確かに、トランプおじさんは少し前に軍備大拡張を主張してたよねぇ…まぁおじさんの妄言は議会と米軍に潰されると思うけどね?んな任期4年8年のお客さん大統領に国家の安全保障の根幹までグチャグチャにいじらせる気は無いでしょう。それに、米軍がF-35の取得数をどうしようと、他国の取得契約は別の次元の話であって、各国はあんまり気にしなくても、ね。米軍向け生産数が落ち込むと一機当たりの価格に跳ね返ってくるのは問題っちゃ問題だけど。

  3. トランプもアレだけど、軍事オタクもそれ以上のアレだというのが、記事とコメントを読んでよくわかった。

  4. そもそもトランプ大統領の存在がブラックジョーク。一番の対策はトランプ大統領をクビにすること。