終電逃して「どこまで行った?」 知っている人は知っている「被害を最小限に抑える対策」とは!?

乗りものニュースでは読者アンケートを実施。「終電で寝過ごしてしまった経験」の有無を聞いたところ、約半数が「経験ある」と回答しました。

「最悪でも籠原」で済む切り離し

 続いて多かったのは、JR中央線の「大月駅」(5票)でした。中央線は通常、東京~高尾間の運行が中心ですが、平日は大月行きが15本設定されています。大月行きの最終列車は、東京駅を23時14分に発車する特別快速であることから、気づけば大月まで行ってしまうケースが多いのかもしれません。

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高崎線のE233系(画像:写真AC)

 また、平日の23時台の下り列車が多く設定されている「豊田駅」を含め、中央線が全体として票を集める結果となりました。

 ほかにも、宇都宮線の「宇都宮駅」「小金井駅」、高崎線の「高崎駅」「籠原駅」、総武線の「千葉駅」「津田沼駅」、東海道線・小田急線の「小田原駅」など、都心・副都心から郊外へ向かう主要な列車の終点に、複数の票が集まりました。

「籠原駅で前5両が切り離されるので、それに乗るようにしている」(50代・男性)という声もありました。15両編成で運行される高崎線は、籠原駅で10両が切り離され、その先の高崎駅へ向かいます。切り離される5両に乗車することで、「最悪でも籠原駅までで済む」といいます。

 こうした車両の切り離しは宇都宮線(小金井駅)でも行われており、寝過ごしが不安なときのちょっとした対策として認知されているのかもしれません。

 また、寝過ごした際にまだ戻れる列車があったので折り返した、という意見も見られました。大阪メトロ御堂筋線の動物園前駅で降りられず「天王寺駅から引き返した」(60代・男性・近畿在住)と回答した人は「大阪メトロではルール上も認められており、乗車駅と降車駅以外で改札を出なければ追加運賃不要」と解説しました。大阪メトロでは認められているものの、多くの事業者では、こうしたケースでは改札を出なくても追加の乗車分の運賃が必要となります。

●アンケート実施概要

・調査期間:2025年12月4日(木)12時ごろから12月12日(金)12時ごろまで

・調査方法:Googleフォームを利用しての調査

・対象:「乗りものニュース」のSNS(Twitter、Facebook)のフォロワーなど

・有効回答数:102

【寝過ごし注意】これが終点でたどり着く人の多い駅です(画像)

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