アクセルとブレーキ踏み間違い事故は「日本が突出」? 一体なぜなのか 意外と根深い問題

よく耳にする「アクセルとブレーキの踏み間違い事故」。なんとなく高齢者が多いイメージがありますが、実際には24歳以下の若年層にも多いのだとか。さらに、日本は諸外国と比較して踏み間違い事故件数が突出して多いようです。その理由を専門家に聞きました。

どうすれば事故減らせる? 専門家の考えとは

 最後に、どうすれば「アクセルとブレーキ踏み間違い事故」が減少するかについての助言をもらいました。

「多くの安全運転講習では、事故を起こさない運転として『運転席に座らせて見えない死角の位置と距離』『速度を出すな!』と教育をすることが多いです。しかし、前述の通り『アクセルとブレーキ踏み間違い事故』が多く起きるのは狭い道路、駐車場、交差点など『速度が落ちた』状況です。

 アクセルとブレーキの踏み間違い事故のほとんどは、車が停車した状態から車を動かし始めた初期段階で多発しています。ブレーキペダルから足を離して、すぐにアクセルを踏むのではなく、ブレーキペダルから足を離す際に、クルマがゆっくり動き出すクリープ現象を利用し、ブレーキペダルから足を離し、⼀呼吸置いてからアクセルを踏むことで緩急の少ない運転となります。

 また、多くのドライバーは停車中にハンドル操作をしています。 停車中にハンドルを回す行為を『スエ切り運転』といいますが、スエ切りをするとベテランドライバーであっても物理的にハンドルが真っ直ぐの状態を把握することが難しくなるため、発進時にタイヤの向きが予想していない方向に向くことがあるのです。

 そこでアクセルを踏むと、予測しない方向にクルマが急に進むためにパニック状態に陥ってしまいます。 ですから先ほど解説した方法と同じで、ブレーキペダルから足を離してからハンドルを回す運転を心掛けるだけで、アクセルとブレーキの踏み間違い事故の確率は下がる上に、気付くとクルマを手足のように自由自在に操れるようになります。

 クルマを人間に接触させたら『⼈身事故』、クルマをモノに接触させたら『物損事故』となります。クルマを『何かに接触させない運転』をすれば事故は確実に減ると思います」(山下氏)

【事故減少に技術のチカラ!】加速抑制装置の仕組みをチェック(画像)

Writer:

1971年、東京都生まれ。編集プロダクション・deco代表。バイク、クルマ、ガジェット、保護犬猫、グルメなど幅広いジャンルで複数のWEBメディアに寄稿中。また、台湾に関する著書、連載複数あり。好きな乗りものはスタイリッシュ系よりも、どこかちょっと足りないような、おもちゃのようなチープ感のあるもの。

最新記事

コメント

11件のコメント

  1. 踏み間違いで多いのは、あっと思った時にブレーキを踏んだつもりが、そこにはアクセルがあった、が一番多いように思うけど

    日本車はコンパクトな車も多いから、アクセルとブレーキの間隔が狭いのも多いんじゃないかな

  2. 左右のハンドルによる分析は仮定の話です

    仮定でない場合は、エビデンスのある数値的根拠を示したときです

    にもかかわらず、行間が変わると「仮定」の話が「定説」の話としてすり変わってています

    (以前読んだムーの論法。筆者はムーの編集者?)

    話を論ずる際はエビデンスを示しましょう

  3. 2ペダルが普及し、AT限定免許も広まっているのだから、2ペダル車しか運転しないなら左足ブレーキができるようにするといい。加えて新しめのモデルはアクセルとブレーキが同時に踏まれた場合ブレーキが優先する機構を備えているので、左足ブレーキに適しているといえる。ところで、AT限定免許という名称はちょっとおかしい。AT限定免許では(一時期あった電磁クラッチ式等の)2ペダルだがギア操作は手動式の車も運転できるので2ペダル限定免許とする方がいいでしょう。

  4. けれど、昭和の時代に踏み間違い事故のニュースはあまり聞いた事ありません。

    歳を取ると体が硬くなるのは昭和の時代の方が早かったと感じます。

    昔は80代で畑で仕事出来る人が少なく、大体縁側に座っている人だったですよね。

    最近はそんな80代大病患った方ぐらいしか見ないと感じます。先日見たニュースでも高齢者教習ほぼ80代でしたが特に無理せず直立されていました。

  5. ゴーカートやレーシングカートのように左足ブレーキにすれば踏み間違いはしない

    なぜ片足だけで操作するのか謎

    左足ブレーキに順応出来ないなら自動車の運転自体危なそう

  6. 踏み間違いのミスするものだと思って、AT車をやめてMT車に乗っています。

    MT車なら、左足でクラッチの位置が決まるので、右足の位置も決まるので、踏み間違はしにくいのですが、もししたら、クラッチを踏めば暴走は防げます。

  7. 世界的には左ハンドル車が…の段落は蛇足ですね。これは単にハンドルの取り付け位置だけの問題ではなく、左ハンドル車が主流の国で採用されている右側通行とセットで成立するリスクではないでしょうか。左側通行の日本における左ハンドル車の追い越し、右折時のリスクと同じです。これを右ハンドル車固有の問題とするのには無理があります。

  8. 左足ブレーキが一番安全

    右足で全てこなす事はリスクあるよね

    アメリカは左足ブレーキ教習してるんでしょ?日本は頑なに絶対に過去を踏襲する文化だから何も発展しない国

  9. 3ペダルMTの普及促進こそ誤発進暴走事故抑制の特効薬。

    3ペダル車は殆ど誤発進事故を起こさない。それはITARDAや警察庁による客観的な調査によって既に充分に裏付けられている。

    2ペダル車はフェイルセーフ機能が無い=危険な形態なのだから、事故被害者の救済や3ペダル車の購入を促すためにも、従来とは別枠で追加の費用負担を求めたって良いと考える。

    製造や修理等にかかる環境負荷も3ペダルは小さい。

  10. そもそもバックするときは右手でハンドルを持ち、左手を助手席の背もたれに置いて、体を左に捻り社内の中央から後ろを見るのが基本(?)また、左足ブレーキの方によくあるのが、ブレーキランプが点きっぱなしになり後続車にとても迷惑だし、ブレーキを掛けたときに右足が踏ん張れません。左側にフットレストがあるのは右足でブレーキを踏んだ時に左足で踏ん張り体を支えるためです。

  11. >・75歳以上 12.3件

    >・24歳以下 10件

    >・65~74歳 4.9件

    それぞれの年代の運転者人数で正規化(運転者1000人あたりの事故数~的な)をせずに「実は24歳以下の若年層も多いです」なんて平気で書くライターの分析など読むに値しない。