スタッドレスでも「の、登れない…!?」 2WD車は“チェーン携行推奨” 待ち受ける悪夢とは? 首都圏から日帰り圏の要注意スキー場
スタッドレスタイヤの性能は向上していますが、急な坂道は苦手なままです。関東と近郊にも、「2WD+スタッドレス」では要注意なポイントが存在します。
立ち往生に注意「川場」「たんばら」
つぎは「関越道」の「沼田IC」から近く、日帰りスキー&スノボに人気の「川場スキー場」「たんばらスキーパーク」(群馬県)です。
川場スキー場は沼田IC方面から群馬県道263号を、たんばらスキーパークは同266号を使ってアクセスしますが、このどちらのルートも、スキー場手前で急坂のヘアピンカーブが続きます。圧雪路や凍結路でも、クルマの流れがあれば2WD+スタッドレスでもなんとか走行できますが、交通集中で流速が落ちたり、スタックするクルマが現れた場合などは、その巻き添えにより路上で停止せざるをえなくなり、再発進できない可能性があるのです。
またこれらの道路は南斜面に向いているため、日中は太陽に照らされて路面上に流れた融雪が、夕方の冷え込みで再凍結し、極端に滑りやすい路面となることもあります。
この両スキー場に2WD+スタッドレスタイヤで安全に向かうには、往路は道路が空いている早朝の時間帯を選ぶのが得策でしょう。また帰路の下り坂については、滑りやすさは4WD+スタッドレスでも同様なので、リスクを避けるには早めの出発が理想です。
なお、まとまった雪が降り続いてるときは、往路でスタックするクルマが続出し、スキー場の手前で長時間渋滞することがあります。そうした天候の際は、沼田ICを降りたところでスマホの地図アプリを使い、渋滞状況をあらかじめ確認し、時間がかかるようであれば行き先を尾瀬方面など他のエリアのスキー場に変更することをおすすめします。
凍結の名所「志賀高原」
最後に、日本有数のウインターリゾートである、長野県の「志賀高原スキー場」です。
この志賀高原へは「上信越道」の「信州中野IC」から国道292号でアプローチし、志賀高原内では長野県道471号を使って巡ります。
しかし、そもそも標高が高く気温の低いところを走る国道292号は凍結路になりやすく、とくに急カーブで谷をまたぐ「坊平橋」は吹きっさらしで凍結の“名所”となっています。また県道471号に数か所あるトンネルでは、路面がカチカチの氷盤路になっていることが珍しくありません。
さらに気温が上がり雨が降ったあとの冷え込みでは、志賀高原各所の坂道はミューの極端に低いアイスバーンとなります。
志賀高原エリアの冬季の通行については、志賀高原公式サイトでも「2WD車はチェーンを推奨」としているように、訪ねる際は必ずチェーンを携行し、状況によって志賀高原の入口となる「上林チェーンベース」での装着を強くおすすめします。
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このほかのスキー場でも、2WD+スタッドレスの場合、駐車場料金所の渋滞で上り坂で停止し、再発進できないといったケースは過去にも例があります。2WD+スタッドレスでスキー場に向かう際は、検索サイトで「スキー場名+チェーン」といったキーワードで検索し、アクセス難易度を事前に確認しておくといいでしょう。
Writer: 植村祐介(ライター&プランナー)
1966年、福岡県生まれ。自動車専門誌編集部勤務を経て独立。クルマ、PC、マリン&ウインタースポーツ、国内外の旅行など多彩な趣味を通し積み重ねた経験と人脈、知的探究心がセールスポイント。カーライフ系、ニュース&エンタメ系、インタビュー記事執筆のほか、主にIT&通信分野でのB2Bウェブサイトの企画立案、制作、原稿執筆なども手がける。





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