「バスの窓」なぜ“開かない”タイプが増えた? 知られざる進化の裏側 密閉でも換気できる仕組み
最近は窓が大きく開かない車両や、窓が固定されている車両も多く見られます。不便になったようにも思えますが、実はそこには乗客の安全と快適さを守るための深い理由がありました。いったいどのような理由があるのでしょうか。
窓を閉めていても換気は可能 換気システムと非常時の備え
一方で、「窓を閉め切っていると空気がこもるのではないか」と心配する人もいるかもしれません。しかし、現在のバスは効率的な換気が行われる設計になっています。
観光バスや路線バスでは、窓を閉めた状態でも外気導入などにより、数分程度で空気が入れ替わる目安が示されています。
車内のエアコンや換気装置を「外気導入モード」で稼働させることで、窓を開けなくても空気が入れ替わる仕組みです。
窓を閉めた状態でも換気が維持されるため、車内環境を一定に保ちやすい面があります。また、窓が固定されている車両でも、非常時の備えはなされています。例えば、脱出用窓が設けられている車両では、非常用ハンマーなどでガラスを破って車外へ出る手順が想定されています。
加えて、乗車定員などの条件に応じて、一定の寸法を満たした「非常口」の設置が求められています。
バスの窓の形が時代とともに変わってきたのは、単なるデザインの変化ではなく、私たちがより安全に目的地へ向かえるように進化を遂げてきた結果といえそうです。
自家用車やトラックも、春秋ですら窓を閉めたたま走っている車両が増えています。これは空調の進化の賜物ではありますが、同様のことはバスにも言えそうです。





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