【空から撮った鉄道】「第二のタウシュベツ川橋梁」か? 「湖に沈んだ上下逆さまに見える橋」「戦場仕様の特殊橋」 北の大地に眠る不思議な橋たち
鉄道の橋梁は様々な形状があり、そのすべてを空撮で紹介するのは困難なほど種類があります。特徴的な鉄道橋梁として北海道に関する橋梁をピックアップしました。
この記事の目次
・断面が三角の三弦橋
・湖畔に眠る珍しい「重構桁」
・唯一残る連絡船可動橋
【画像枚数】全10点
断面が三角の三弦橋
我が国の鉄道は数多(あまた)の橋梁(きょうりょう)が架かり、建設費用や設置場所の状況によって様々な形状の橋梁があります。例えばトラス橋と一括りにしても、工法と形状はいくつも分類されており、構造を観察していても飽きません。
また、鉄道橋梁には特殊な構造をしたものも散見されます。特徴的な鉄道橋梁を上空から観察すると、どんな姿が見られるのでしょうか。
橋梁はいくつも種類があるため、どれを紹介したらいいのかと収拾がつきませんが、今まで空撮してきた膨大な鉄道空撮写真から「これは特徴的だな」と感じたものをピックアップしました。橋梁の構造は専門的な文献があるので割愛し、ここでは空から見た橋梁の構造美を楽しみます。
まずは北海道です。紹介するのはもうすでに見られなくなった橋梁です。夕張市の夕張川を遡るとシューパロダムがそびえ、人造湖のシューパロ湖が満々と水をたたえています。この湖には大夕張の街並みや数々の鉄道遺構が沈んでいます。
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Writer: 吉永陽一(写真作家)
1977年、東京都生まれ。大阪芸術大学写真学科卒業後、建築模型製作会社スタッフを経て空撮会社へ。フリーランスとして空撮のキャリアを積む。10数年前から長年の憧れであった鉄道空撮に取り組み、2011年の初個展「空鉄(そらてつ)」を皮切りに、個展や書籍などで数々の空撮鉄道写真を発表。「空鉄」で注目を集め、鉄道空撮はライフワークとしている。空撮はもとより旅や鉄道などの紀行取材も行い、陸空で活躍。日本写真家協会(JPS)正会員、日本鉄道写真作家協会(JRPS)会員。




