デロリアンにプラレール!? カメラ展「CP+ 2026」に登場したユニークな被写体たち 性能を見せる“仕掛け”が進化
国内外のカメラ・レンズメーカーが集結し、各種製品を展示した「CP+ 2026」。しかし最近は、単に実物を展示するだけでなく、撮影体験を楽しんでもらうためのユニークな見せ方になっています。どういったものでしょうか。
プラレールにミニカー おもちゃを被写体にする理由とは
おもちゃメーカーのタカラトミーが展示した、プラレールの巨大ジオラマも注目を浴びていました。
昨年は11m×5mの展示台の上に、7000個以上のレールや橋脚パーツを使って組み上げられていたジオラマですが、今年はその1.3倍の大きさに拡張され、特に子どもや家族連れからは大好評でした。走るプラレール車両を実際の鉄道撮影に見立てて撮る技巧派な人もおり、それぞれのスタイルでこの展示を楽しんでいました。
おもちゃを被写体にする展示はソニーでも行われており、同社のブースではミニサーキットを走る模型自動車が展示されていました。コースはアップダウンやバンクコーナーのあるオーバルコースで、そこを2台のミニカーが走っており、これをデジタルカメラで撮影することで、オートフォーカス性能や連写性能を試せます。
ミニカーは20~30km/h程度とされていますが、手のひらサイズの車体をカメラで追いかけるのは簡単なことではなく、カメラ性能を試すにはお手軽で効果的な被写体といえるかもしれません。
展示会といえば、展示された製品をスタッフが解説するというのがこれまでのスタイルでした。しかし、スマートフォンの普及によって撮影という行為を誰もが日常的に行えるようになり、機材へのこだわりや撮影への思い入れが希薄になったともいえるでしょう。これらのユニークな被写体は、来場者にとっては撮影の面白さを実感するきっかけとなったはずです。
また、CP+のような展示会において、カメラ業界も製品の性能で競い合うのではなく、撮影すること自体を楽しむ体験を提案するようになったのは、業界全体の方向性に変化が出てきた証しではないでしょうか。
Writer: 布留川 司(ルポライター・カメラマン)
雑誌編集者を経て現在はフリーのライター・カメラマンとして活躍。最近のおもな活動は国内外の軍事関係で、海外軍事系イベントや国内の自衛隊を精力的に取材。雑誌への記事寄稿やDVDでドキュメンタリー映像作品を発表している。 公式:https://twitter.com/wolfwork_info





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